原発回帰は正しいのか?



■朝日(20231203)「沸騰化 地球むしばむ」という記事によると、政府はどうやら脱炭素化で、原発へと舵を切るらしいです。

■まずは、用語の解説から。CОP28とは、Conference of the Paries」の略で、「締約国会議」だそうです。国連の気候変動枠組み条約を締結した国々の代表者会議だそうです。今年で、28回目だったので、そう言われているようです。

 記事で紹介されているグラフが秀逸です。

「急激に高まる大気中の二酸化炭素濃度と世界の平均気温」というグラフでは、1960年から2022年までのそれらが紹介されています。

 凄まじいスピードで、濃度が増え、温度は高まっているのがよくわかります。

■一方で、「地球温暖化、2023年の異常な気象と影響」という図解では、世界や日本の各地の異常が紹介されています。

・北海道:函館市で35度観測
・青森:ホタテの稚魚が大量死
・新潟:コシヒカリに「白未熱粒」が発生
・西日本:愛媛で貯水率0のダム
・全国:線状降水帯発生

■だからといって、原発がいいという結論もどうかな?というところはありますよね。何てったって、廃棄物の処理という問題、そして放射能汚染という問題が横たわります。喉元過ぎればなんとやらという話になってしまいます。

 

 これを書いている最中、能登半島地震が発生しました。そして、その周辺に乱立する原発の状況が報道されていました。もし、稼働していたらと考えると、実に怖いものがありますよね。東日本地震の二の舞いになってはいけないのだと考えます。

 私は、まずは、人間の資本主義、ひいては、便利な生活をやめないことには、問題解決にはならないと考える者です。