「戦争より文化で戦えばいい」(朝日新聞20230511)

 

■美輪明宏の言です。

 

 氏は被爆者です。曰く、

 

隣町の防空壕へ避難するために表に出ると、馬が横になって死んでいるんですよ。その隣で馬方さんが焼けただれてぴょんぴょん跳び上がっていました。ものすごい声でワアワア叫んでいるんです。

この世のものとは思えなかったですよ。途中、誰かに「助けてくれえ」と手をつかまれました。引っぱったら、手や腕の肉がずるりと抜けたような感触がしました。手首についたそれを、夢中で振り払ったことを今でも覚えています。

 

原爆に竹やり。かなうわけがないでしょ。その知性のなさをものすごく憎むようになりましたね。

 

ウクライナの土地を欲しがったりしないでも、ロシアにはロシア民謡やバレエ、文学、素晴らしい文化がある。文化で戦えばいい。

 

■実に身にしみました。特に、原爆直後の日本です。他にも文面はありました。ぜひ読んでみてください。

 

 平和の大切さがわかろうというものです。

 

■今、日本は武器強化に動いています。どれだけ強化しても、もうすでに仮想敵国の方がずっと上を行っています。上記の、原爆と竹槍と同じだと思いますね。

 文化とかで戦うしかないのだと思います。

 いや、別に戦わなくていいのです。お家芸があるかどうかは昨今ではわかりませんが、これを磨くしかないのだと思いますね。

 ミサイルが飛んできても、誤報だらけの日本です。そんな状態で武器をもってもたかが知れていると思うのはわたしだけでしょうか。