「スマホ脳を考える」(朝日新聞20230316)
■『スマホ脳』によると、長時間使用することで、うつや不眠になるとのこと。
「グーグル効果」という指摘もなされています。
情報はグーグルにあり、自分で覚えようとしないというわけです。
美術館で写真を撮ったが最後、記憶からその絵画が忘れ去られていくというわけです。
だから、著者は、「本当の意味で何かを深く学ぶためには、集中と熟考の両方が求められる」と言っているのだそうです。
(読んだけど、記憶に残っていない、これがグーグル効果?)
だから、この記事に登場する教授は、自腹を切る大切さを訴えておられます。
自腹を切るとは、単にお金をかけるではなくして、意識を向けて集中するということだと。
そして、「テクノロジーを主語にせず、人間が自律性を保つこと」が重要だと論破されます。
自分とは違うもの、考え方にアクセスして、自ら変わっていくことも重要だと。
「想像することは創造の始まり」であり、多様なステークホルダー(利害関係者)同士で話し合う機会を増やしていくことが重要であるというわけです。