白河の関、超えた!

 

1)全国高校野球選手権大会優勝は?

 

■昨日、決勝戦が行われ、宮城県の仙台育英高校が優勝しました。相手は山口県の下関国際高校でした。

 大差はつきましたが、今年も感動をよぶものだったらしいです。

 

「らしい」というのは、あまり高校野球を見なくなったからです。

 

2)白河の関

 

■そこで、「白河の関」が登場します。

 

 巷では、これまで優勝経験のなかった東北勢の悲願で、その達成を「白河の関越え」と喜んでいるということです。

 

■熊日にこの説明がわかりやすく紹介してありました。

 

曰く、

 

白河の関は、奈良時代から平安時代まで現在の栃木、福島両県の境近くにあった関所。現在の東北地方の大半を占める陸奥国と中央の国境だった。

とあります。

 

 

3)ルビコン川を渡る

 

■似たような表現にこんなものがありますよね。

 

「後戻りがきかない」「一線を越える」「背水の陣を敷く」というような意味ですね。

 

 これは、カエサルがローマ凱旋あるいは出頭命令に「軍」を携えて、国境たる「ルビコン川」を渡ったというわけですね。

 

 若干、白河の関越えとは違うようですが、優勝旗が「一線を越えた」ことには違いがないですよね。

 

 それこそ、仙台育英高校は「背水の陣」を敷いて、決勝戦に臨んだのではないでしょうか。

 決勝まできたら、「後戻りがきかない」ということでしょうかね?

 

地形を言葉にすると、面白いですよね。