衣食住ではなくして、国家存亡の危機は、油・食・銃!

 

1)衣食住ならぬ油食銃!!

 

■朝日新聞(20220703)に、ロシアが経済制裁でつぶれないのは、油・食・銃があるからだと、識者が語っていました。

 これが大国の大国たる所以かの如くでした。

 

 これに対し、日本はどれもないというお粗末さですよね。国力が下がる一方なわけです。

 

 ロシアは石油を始め、天然ガスを持っています。更には小麦ですね。そして、核兵器を始めとした武器です。ちなみに、核兵器を持とうという意味ではありませんよ。

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2)ノルドストリーム

 

■熊日新聞に、「EU、ガス使用削減合意」という大見出しの後に、小見出しとして「海底パイプライン ロ、輸送量本来の2割に」とありました。

 

 海底パイプラインとは、サンクトペテルブルク周辺から海底を通じて、直接ドイツへ送る天然ガスを指しています。

 

 これがいわゆるノルドストリームです。和訳すると、「北からの流れ」という意味です。

 

 そうなると、北以外もあるということになりますよね。

 

 これが陸路のパイプラインということになります。

 

 熊日に地図とそのパイプラインのコースが紹介されています。首根っこをロシアに抑えられているという格好になりますね。

 

 ウクライナを始め、ポーランド、オーストリア、イタリアまで伸びています。

 

■このノルドストリームの機種点検でロシアのガスプロムという企業が、半分に減らすと通告したわけです。

 

 結果論からすると、本来の2割削減となる見通しというわけです。

 

3)制裁は効果なし?

 

 

■EUは、ロシア産のガス使用量が全体の4割になっているとのこと、これを0にすると、当然、別の国からということになると、エネルギー資源争奪戦となって、日本にも大きな影響を及ぼしてくるということになります。

 

 やっぱり資源がある国が有利なのですね。日本の物価が上がり、給料が上がらないはずですよね。