■朝日新聞 2021年11月11日(木) 「脱炭素・・・」

 

■半導体をつくるのに、「リン酸」が必要なのだそうです。この半導体は、「産業の米」と言われているようで、いわば主食になるわけですね。この半導体が世界で枯渇?していて、自動車産業が困り果てているというニュースが久しいわけです。

 

 今回は、そのリン酸の原料たる「黄リン」が脱炭素のおかげ?で、リン鉱石の発掘が中止されているとのことなのです。中国の話です。アルミニウムと同じで、大量の電気を使うのだそうです。その電気が石炭、それで脱炭素ということで、中国政府が原産を命令したというものです。

 

■日本は、ベトナムに頼っているから問題なかったはずなのですが、世界7割のシェアを誇る中国でこれだから、世界がベトナムに目を向け、ベトナムでの価格が高騰しているというわけです。

 日本は、リン酸の加工がシェア8割なのだそうですが、高騰に頭を悩ませているというニュースです。

 

■脱炭素の思わぬ波及なのですが、今の社会というのは、炭素なしでは生きてはいけないのではないでしょうか。仮に、電気自動車にしたとしても、その電気の元は、・・・・・????

 難しい時代です、世界です、生活ですね。