■朝日広告 2020年11月12日(木) 「データ・・・」

 

■立正大学の1面カラー広告です。約800万円かけていることになります。何がよかったか、コピーがよかったのです。紹介します。

悪い鬼を退治するために桃太郎はきびだんごを大ヒットさせました。

もしも桃太郎がデータサイエンスを心得ていたら、おばあさんがくれたきびだんごでビッグ・ビジネスを生み出し、鬼ヶ島を丸ごと買収して鬼を全員部下に!?(攻略)

 これは面白いですよね。

 

■まずは鬼ヶ島、これは実在の島でして、瀬戸内海に浮かぶ女木島(香川県)です。というのも一昔前の中学校地図帳にはか( )書きで鬼ヶ島という表記がありました。

 次に、桃太郎は実在かという問題です。吉備津彦命という人?という説があります。鬼は当時の何を物語るのか、夏の社会科の自由研究でもできそうな気配です。

 ちなみに、一寸法師は戦国大名、しかも身分の低い立場から上へ駆け上がった大名がモデルです。豊臣秀吉が最有力でしょうか。

 

■さて、問題はきび団子でしたね。このきび団子に引きつられたのが、キジ・サル・イヌでした。

・キジ===高所(キジは高所ではないですが、鳥代表ということで)から遠くを見通せる視力

・サル===木の上に登れるということで、地面を近くから見ることができる視野

・イヌ===地を這うようにピンポイントの視点

 このような3ポイントの視点が重要だということでしょうか。

 

■このCM、果たしてきび団子で、どんなビジネスを生み出すというのでしょうか。ここですね、問題は!

 それにしても、考えさせられる面白い広告でした。