■熊本日日新聞 2020年10月17日(土) 「迫る・・・」

 

■7月の人吉豪雨の詳細記事です。特に目を引いたのが、2枚の写真の比較です。

 小学5年理科の災害の学習で使えます。洪水になると、どうなるのかという学習が、地元の県内の事例として学習できます。写真は球磨村の老人ホーム周辺の川の動きが一目瞭然です。

 この老人ホーム周辺は、川の内側に当たる部分なので、堆積作用が働きます。つまり、過去に上流の土砂を堆積させた部分というのがわかります。外側だと浸食作用が働くわけですが、内側だと水深が浅いので、こんな感じで軽く増水してしまうということでしょうか。

 支流のバックウオーター現象もあったというのが、以前の記事に書いてありました。

 

■二重三重の悪条件が重なって、こんな感じになったのでしょう。そして、記事自体も、かなり刻一刻と迫りつつあった被害の状況がわかるように描かれています。授業で使える内容ですね。