■朝日新聞 2020年8月20日(木) 「戦後・・・」
■連載で今回は「特攻 命令書 震えた鉛筆」と小見出しにあります。
最近の朝日では、会話文に色(背景に)をつけてあります。だから、読みやすいですね。その部分を紹介することで、戦後75年の意味も浮かび上がるかと思います。
書くときは隊員の顔が頭に浮かんでな。立場が違うから言葉こそ交わさんが、飛行場では気をつけをして敬礼してくれる。だからみんな知っとる顔じゃ・・・・。身が斬られる思いじゃった。人殺しと一緒じゃ。全部で10枚ほど書いた。20人以上はわしが飛ばした。
このような証言者の思いが3箇所あります。ここだけでも読むと、戦争の酷さ、辛さというのが身にしみてきますね。
戦後75年、いい意味でとらえると、戦争の最中にある国はたくさん今でもあるのに、日本は75年間も平和であったということです。アメリカなどは、四六時中、軍隊を出して、世界の平和?を監視していて、最近では、テロとの戦いを繰り返してきましたよね。
だから「戦後75年」というのは、平和だった証でもあります。風化するといえば、風化するのですが、それだけ平和に暮らせているという裏返しでもあるわけで、その辺も強調していいのではないでしょうか。