■熊本日日新聞 2020年4月4日(土) 「新聞・・・」
■4月6日(新聞をヨム日)から12日までが「春の新聞週間」だそうです。恒例の著名人によるエッセーです。
今回は、のんさんという女優です。冒頭の文章がいいですね。
新聞は、とても静か。
これは言い得て妙でした。確かに!!と感じた次第でした。テレビのニュースと比較されています。
さらに言われます。
自分のペースで脳みそを動かして、情報を理解でいる感覚がある。
さらに続きます。
文章って、奥が深い。(中略)いくつも読み比べて「本当はどんな口調で、表情で、どういう言葉で話したんだろう」とかあれこれ想像するのが好き。
■この方のエッセーを読んで、新たな新聞に対する気付きがあったことでした。
■それはさておき、ここで私も「新聞を語」ってみます。
熊本市がGWあけに学校再開を決めたことをきっかけに、25面でとある保護者の意見を紹介しています。曰く、
家族だけで教えるのは難しく、家庭学習のやり方をサポートしてほしい
と。私は担任時代に、口酸っぱく言ってきましたので、他の担任もそうではないでしょうか。これは、子どもの心に「響いていなかった」といことになりますね。
その意味は簡単です。
つまり、宿題が学校が出すから、やり方がわからないのです。動物園の動物を野生に返すと生きていけません。餌のとり方を知らないからです。餌は与えられるもの、とりにいくものではないということです。
多くの担任はこうやって子どもたちを育ててきたのです。
■私は、単学級の時は宿題は一切出していませんでした。自学ノートと称して、自分でやらせていました。動物園の動物にしたくなかったからです。でも、複数学級となると、日本人特有の「合わせる」行為に負けてしまい、宿題を出していました。単学級の時は、テストも市販ではなくして、全教科自作でした。
■このような事態が発生してからでは遅いのですよね。平常時から、宿題をなくして、自学に統一すべきだったのです。いきなりはできません!! 現代教育の欠陥をCOVID-19が教えてくれていますね。
■別件で、くまTOMOという子ども特設ページが見開き2面にあるのですが、平常時はこれでいいでしょうが、上の保護者の意見に答えると、新聞購読率が上がると思うのですが。
つまり、この2面を朝日新聞の如く、ワークシートにしてしまうのです。4分割して、国社算理のシートを作るわけです。それも毎日!!、きっと購読率が上がると思いますがね。