■熊本日日新聞 2020年1月18日(土) 「甘さ・・・」

 

■この記事では、全国にどんな原発があるのか、一目瞭然となる地図があるので、授業に使えます。こんな資料なら、ネット上でどこでも見られるのですが、「現状」を表示しているということで、新聞のよさですね。ただ、存在を示すだけでなく、「現状」を表現してあるからです。

 

加圧水型:北海道電力(泊1,2,3号機) 審査中

       日本原電(敦賀2号機) 審査中

       関西電力(美浜3号機) 審査合格

             (大飯3,4号機) 再稼働

             (高浜1,2号機) 審査合格

             (高浜3,4号機) 再稼働

       四国電力(伊方3号機) 再稼働→今回裁判で差し止め!

       九州電力(玄海3,4号機) 再稼働

             (川内1,2号機) 再稼働

沸騰水型:電源開発(大間) 建設中

       東北電力(東通1号機) 審査中

             (女川2号機) 審査中

       日本原電(東海第2号機) 審査合格

       東京電力(柏崎刈羽6,7号機) 審査合格

       北陸電力(志賀2号機) 審査中

       中部電力(浜岡3,4号機) 審査中

       中国電力(島根2号機) 審査中

             (島根3号機) 建設中

■表記がない号機は、廃炉となっています。中でも話題なのは、島根ですね。原発30km圏内どころか、10kmの箇所に、県庁所在地の松江市があります。事故の際の危機管理として、いかがなものかというのです。

 九州では、2つも再稼働となっていますね。他人事ではないわけです。一方で、脱炭素化ができていない「悪の枢軸国?」ベスト3に日本が名指しされているという問題もあります。

・石炭火力 vs 原発

 

■誠に持って、資源のない日本の立たされた現状こそが、そして我々一人一人の生活スタイル(電気やエネルギーの使いすぎ!)が問われているのではないでしょうか。