■朝日新聞 2019年8月17日(土) 「アフリカはいま」

 

■シリーズです。今回は「Uターン離散民 故郷支える」とい大見出しと「ガーナで起業 世界一のチョコを」という小見出しからなっています。

 まずは、ディアスポラという言葉をご存じでしたか。「一旦国を出た人やその子孫」をそういうのだそうです。初めて知ったことでした。

 そんな人々が祖国へ帰って起業しているという記事です。

 

■私がなぜこの記事に興味を持ったのかというと、JICAからガーナに派遣されていたからです。2001年でしたか、その頃でした。今、20年経とうとしているわけですが、文中のここに釘付けでした。

「アフリカで少し街道を外れると未舗装が普通だ。」という箇所です。まだ、そうなんだーというのが実感でした。

 私もそんな経験をしていたからです。アクラの首都国際空港でさえ、滑走路こそコンクリートですが、飛行機のトラップから下りると、税関まで徒歩で、かつ赤土の上を歩いていったものでした。懐かしく感じ入ると同時に、触れ合った人々は今頃どうしているだろうかと、つい感慨にふけったことでした。