■朝日新聞 2019年8月12日(月) 「天声人語」

 

■何と、メルカリにセミの抜け殻が90体で1100円と出ていたのだそうです。恐るべし、執筆者は自由研究に使われるのかと、予想していました。

 

■抜け殻と空蝉(うつせみ)の対比がしてありました。そして、中程に長梅雨で蝉が鳴き始めるのが遅かったという意見が書いてありましたが、私は見方が違います。

 通常、これは経験則ですが、梅雨になると蝉が羽化し始めます。私は子どもの頃から、梅雨の長雨で、蝉らが時間だ!と認識して出てくるモノだと思っていました。

 すると、物の本によると、長雨で土の表面に水膜がはり、呼吸しづらくなった蝉らは這い上がってくるのだと。なるほど、実に科学的と思っておりました。

 

 だから、執筆者が言う、長梅雨で出てくるのが遅いという理屈が解せませんでした。

 

■文末は、蝉の脱皮と人間の脱皮を対比してありました。こちらは楽しめました。