■朝日新聞 2019年2月11日(月) 「天声人語」

 

■「起きたばかりの悲劇が教訓にも自戒にもならなかった。鈍感さをもたらした根っこに何があるのか、いまだ明らかになっていない」という一文があります。さらには、こんな文も中程にあります。

「それと変わらぬ行動(信じがたい保身)を、児童相談所や教育委員会もしていたのではないか」

 例の小4女児が亡くなった事件です。

 

■私はその理由の1つには、新聞社をはじめとしたマスコミの「叩き方」にもあるのではないかと思っています。事件があると、全て公的機関に問題があるという取り上げ方です。それはそれでいいとして、別にツッコミどころもあるのではないかと、思うのですよね。これを抜きに片方だけ攻められると、萎縮してしまうということにつながらないでしょうか。いつも、そう思っているところです。