■熊本日日新聞夕刊 2018年3月19日(月) 「隠れ・・・」

 

■小見出しに「信徒発見から153年」とあります。つまり、1865年の江戸末期に、大浦天主堂の神父に潜伏者が名乗り出たのが「信徒発見」というわけで、世界的に珍しいのだそうです。鎖国令は1639年、この頃から禁教となったのですが、その後の日米和親条約(1854年)まで、そして1865年(明治維新は1868年)に信徒が見つかったというのですから、よくぞ長い間、棄教しなかったとなるわけです。1873年に禁教令がとかれて、一気に信徒が増えていったということです。

 その一方で、そのまま隠れキリシタンの習俗を守る派もあったそうで、今では生月島、外海、五島列島におられるということです。生月島には私も実際に行って、隠れキリシタンの文化を見てきたことがあります、もちろん、取材ではなく、天主堂や資料館でです。お祈りをしていた海岸にも行ってはきましたが。

 

■世界遺産に登録されることを祈りたいと思います。