■朝日新聞 2018年2月19日(月) 「いま・・・」
■「ブラック部活」という言葉は、私の知る限り、朝日新聞からだった、いや、むしろ、投書だったのでしょうか、SNSでしょうか、一若手教師の告発から始まったような記憶があります。
私は50代後半の年齢ですが、熊本県小学校では部活は当然という感触がありました。特に、男性です。女性は断りOKでした。男性は半強制的だったように思います。通算30年間、部活動を担当してきました。全国の研修会に行くと、他県の教師から質問されました。「部活って何?、中学校に教えに行っているわけ?」との質問を聞いて、熊本県小学校が特殊だったというのを若い頃、知ったことでした。当然と思っていたことが、全国では非常識、こんな世界があるのという感じでした。そういえば、確かに指導要領に部活動なんて一切書いてない。
それを知ってからは、他県はいいよな、放課後、研究に打ち込める、私は、部活に打ち込まないといけない、この差は何だろうと。もちろん、断る男性教師も中にはいました。でも、保護者との関係、管理職や同僚との関係を考えると、私には断る勇気や決断がありませんでした。私は、部活の研修会(他県ではそんなのあり得ない)に出張で行っては、最後の感想で、長々と問題点を訴えてきたことでしたが、やっとこさ、行政が重い腰を上げてきたという印象です。
そんなこんなが記事で取り上げてあり、さすがは朝日新聞です。必見でしょう!! もっと、皆で考えるべき問題、いや小学校は熊本県だけかもしれませんね。