■朝日新聞 2017年1月29日(日) 「ひと」

 

■どの新聞にもある「人」欄、朝日の今回は、「露の新治さん」という落語家の方でした。小見出しに、「重い差別の問題を笑いで語る 人権高座 30年の落語家」とあります。

 

 先日、新春寄席に行ってきたばかりで、落語にはかなり興味を持っているところです。扇子一本でいろいろな表現ができることに、目が丸々という感じなのです。

 

■それはともかく、この方、「人権とは笑顔で生きる権利。笑顔をくもらせるのが差別と戦争です」と喝破されます。私は今まで、子どもたちに「人権とは、人が人らしく生きる権利」と、わかったような、わからないような説明しかできませんでしたが、これくらい、簡明に言い表されるとはと感じた思いです。非常に分かりやすいですよね。

 

■曰く、

「差別は他人と比べ優位に立とうとする心にすむ、と考える。人権高座では、差別を無くす側にいるのか、自らにも問うています。」と。

 いや、考えさせられる「ひと」欄でした。自分はどうなんだろうと。