■熊本日日新聞 2015年10月1日(木) 「体育・・・」

■この執筆者の方、すでに退職されたのでしょうか、かなり以前から熊日に連載をされているのですが、今回の肩書きは講師となっていましたので、そうなのかな?と思って読んだことでした。
 言わんとされることは理解できる上で、私見を述べます。

1)体育科の授業はいわゆる座席がありません。だから、号令は必要です。自分の学ぶ居場所をつくってやる必要があります。決められた時間内に、体力を高めるには、その必要性があります。効率よくなるからです。たぶん、この効率にも疑問を投げかけられるとは思うのですが、指導要領で給料をもらっている以上、私には大事なことだと思えました。

2)危機管理ができなくなると思います。体育科以上に重要なことは、避難時や旅行での集合時に、整列するというのは、危機管理にとても必要です。このような号令を排除した指導の場合、いざという時、把握ができにくいし、緊急時に混乱すると考えられます。だから、必要だと考えます。

■この記事を若い教師が読まれた場合、鵜呑みにしちゃうと、と考えると、違った意見もあるよという意味で書かせてもらったことでした。私も通常の集会とかでは、早い者順に並ばせて、子どもらに号令をかけさせます。あまりこだわりません。体育科では、班毎に班長先頭で簡単に並ばせます。しかし、ある程度の、これらの「訓練」は、やっておかないと、緊急時に機能しません。それははっきりしています。

■やっぱり最後はメディアリテラシーかと、思ったことでした。鵜呑みをせずに、考えてみるということが重要かと思います。