■朝日新聞 2015年8月16日(日) 「火の国・・・」

■毎週日曜日の連載で、今回は玉名の西南戦争遺跡です。何と、頭蓋骨に銃弾のある骨が見つかったというニュースです。これは凄いですよね。1877年のことですから。
 玉名のその地は、1960年当時、幼稚園建設のため、墓石が退けられ、その後、幼稚園解体後に公園になっていたそうです。そして、今回、発掘してみたら、兵士の服から、いろいろな物が出土したという記事なんです。

■ここはかっての官軍墓地だそうで、供養塔のみが残っているという状況だったそうですが、今回、玉名市の史跡に認定されたそうで、調査が進んでいるのだそうです。今でもこうやって出てくるところが凄いと思います。市民からは、慰霊に遺族がやってきても、慰霊のしようがないので、整備してほしいという嘆願が出ているとのことです。

■実は、私、神奈川に住んでおられた故高校教諭の曾祖父の慰霊を頼まれました。もう20年くらい前の話になるのですが、当時の玉東町の資料集に墓石も名簿が挟まれていて、それを元に、調査しました。そしたら、何と、墓石があるではありませんか。早速、近くの花屋さんに行き、花を購入してそれを備え、写真にとって、完了しました!と連絡を差し上げたら、一族一同、大変喜ばれたという返事があったものでした。いいことしたなーという当時の記憶が蘇ってきたことでした。