■熊本日日新聞 2014年11月19日(水) 「ビロード革命・・・」

■教員になってから、東欧の崩壊が始まりました。それももう25年というから、あっと言う間ですよね。中学社会科教師なら、もうすでに歴史となっているわけでして、このような記事を授業の補完資料として使いたいものです。

■1989年に行われた革命ですが、記事では、一切、ビロードの意味を書いていません。しかも、チェコとスロバキアがどうなっているか、現状も書いていません。これでは、記事と言えないでしょう。私でも、行かなくても書けそうな気配です。もちろん、写真はとれませんがね。

「ロイター共同」ですから、共同通信社からの記事なわけですが、もう少し、解説がほしいところです。幸い、私は今夏、この両国、つまり中欧を訪れてきましたので、肌で少々感じ取ってきました。

■まず、ビロード革命とは、流血に至らない、静かな革命であったことから、ビロード(生地)に例えて、そう名付けられました。チェコはチェココルナ(首都はプラハ)、スロバキアはユーロ(ブラチスラバ)です。滞在時間が長かったからかもしれませんが、チェコの方が栄えているという感じでした。どちらも見るべき物は多かったのですが、印象としてはチェコかなと。しかし、スロバキアはユーロ圏に入っています。独自通貨でやっていくか、それともそうでないか、ギリシャ等々の問題も含めて難しい問題がありますね!