■くまにちあれんじ 2014年10月4日(土) 「ほる人」

■私の中学生時代の夢は、発掘現場で仕事をするでした。今回、このミニコミ誌的な「くまにちあれんじ」には、「ほる人」ということで、2人の人が紹介してあります。1人はグラス造り(サンドブラスト技能者)をする男性、そしてもう1人が文化財行政担当者たる女性です。私がやりたかったのは後者のような方でして、念願の夢でした。

■しかし、大学進学の際、家計の都合で国立で地元しか許されない身にとっては、熊本大学文学部は無理と言われ、教育学部社会科になったのでした! だから、昔から遺跡にはとても興味があるし、こんな仕事に憧れます。内容を読んで、大変なのだろうが、いいなとうらやましいです。

■何が言いたいか、拙著にも書いているのですが、新聞記事はキャリア教育になるということです。新聞には、世界にある職業が網羅されています。シェールガスが話題になると、そのガスを産出する現場の方が登場するし、政治家、農家、漁師、・・・それはもう全ての職業が登場します。この中から、自分がやりたいものは何だ!というわけです。

■進路変更もありですよね。例えば、私と同職だった彼は、途中から発掘があきらめきれず、教育委員会に出向し、文化財課にまんまと配属され、その道一筋です。私から言わせると、「転職」ですよね。先日、発掘現場で会いました。頭は跳ね上がり(ヘルメットのせいでしょうか)、日焼けした顔には、「やりがい」という信念が見て取れました。しかし、腰の悪い私には向かないことも判明しました。

■新聞はキャリア教育にもってこいだ!というわけです。それにしても、くまにちあれんじは、毎回、〇〇人というのが特集され、読み応えがありますよ。