■熊本日日新聞 2014年3月31日(月) 「沖ノ鳥島・・・」

■悲惨な事故が起きており、なくなられた方々のご冥福をお祈りするところです。また、行方不明の方々が、早く発見されることを望むところです。

 さて、ではなぜ、日本の最南端、沖ノ鳥島で工事があっているのかということです。珊瑚礁の島、2つからなる小さい島でなぜ工事をしているのか、ということですね。これらを子どもたちに考えさせたいものです。

発問1:「どんな工事をしておられたのですか。」
(船等々の接岸をするための桟橋をつくる工事)

発問2:「ではなぜ、無人島であるこの島に船が必要ですか。」
(島を守るための護岸工事などのため)

発問3:「なぜ、島を守る必要があるのですか。」
(満潮時に沈まない珊瑚礁は、北小島と東小島を合わせても9㎡(3メートル×3メートル)しかなく、海水に浸食されて水没の恐れがあるから)

発問4:「なぜ、水没すると困るのですか。」
(島がなくなるということは、領土が狭まるから)

■この島があることで、漁業資源はもとより、この地域にレアメタルの存在が明らかとなっており、排他的経済水域(EEZ)が多く設定できるわけです。ちなみに、最北端が択捉島、最東端が南鳥島、最西端が与那国島となっていますが、最北端はロシアが占領しています。