■産経新聞 2014年2月18日(火) 「メディア・・・」

■最近、騒がれている、「偽作」についてです。これは、メディアリテラシーを考える際の有効な記事教材となりますよ。

■論評の論評?をしてみます。
「テレビのニュースで紹介される情報によるさまざまなバイアスとフィルターに踊らされていることはないだろうか」
 まさしく、そうだと思えます。テレビや新聞が言っていることは正しいと!! 私など、そうです!! 今回の件だけでなく、反省!

「そこまでの高い判断力をもっているのであれば、なぜ早い段階において人々は疑義を呈し、感動秘話を流すメディアに対してダウトをかけなかったのであろうか。」
 こんなの、「無理」に決まっています。我々が聞き取る情報は一方的に流される情報のみであって、よっぽど調べなければわからないし、素人が作曲家の調査をするというわけにはいかないでしょう。調べても、ゴーストライターか、本人が申告するしかわからないと思えます。

■この2つの考えは相反するものでして、私にはちょっとよくわからなかったと思います。もちろん、どちらも正論なのですが。見出しの「メディアによって作られる市場」というテーマはまさしくその通りだと頷けました。要は、何事も踊らされてはいけないということです。むしろ、今回の事件は、贋作であろうがなかろうが、「いい曲はいい」と判断すれば、単純に音楽としては楽しめた、癒やされた、ということにもなるのかもしれません。