■くまもとに 2013年10月9日(水) 「訳語が・・・」

■今回の主役は、水俣条約で通訳の中心たる女性の方で、この方はユニセフ等々でも活躍されている方です。クリスムーン氏の地雷廃絶にも関与されております。
 この方の通訳の訳語が水俣病の実像に迫っているというわけです。例えば、

victim  犠牲者
surrerer 苦しむ人(これからの犠牲者を指す言葉)
congenital  胎児性水俣病
fetal  胎児の水俣病(これからの胎児性水俣病を指す言葉)

■確かに、ニュアンスが変わってきますよね。「もやい直し」はそのまま発音して、説明を補足するということでした。「おもてなし」同様、そちらの方がよりニュアンスを伝えられますよね。もちろん、日本人サイドの語感なのですがね。

■氏は、「背景に思いをはせたい」と。確かに、その通りですよね。
 今回は、訳語の世界から、水俣病を見るということで、とてもいい教材となりそうです。