■熊本日日新聞 2013年2月13日(水) 「世界の宝・・・」

■小見出しとして、「森林より優れた保水力」とあり、何と草原の方が保水力があるというのです。証拠として、詳しいことは省略しますが、1日の浸透水量が、広葉樹林は4600ミリ、針葉樹林は2400ミリ、そして草原は1600ミリとしていますが、どこが保水力があるというのでしょう!
 ここで、蒸発散量(葉や茎等々、地面に届かず蒸発するのを遮断蒸発。植物が葉から出すのが蒸散。この2つを合わせたのが蒸発散量というのだそうだ。)という数値が登場です。この計算結果で、草原を1とした場合、広葉樹林は1.32~、針葉樹林は1.21~というのです。

■この結果、草原が保水力が高いという結論に至ったわけです。そして、過去、草原の面積はどんどん減少しており、現在は21%しかないというのです(1905年には47%)。半減以下ですね。代わりに、針葉樹林が増えているわけです。

■これで、「野焼き」の重要性が出てくるというわけです。今年も始まりました。これから春先まで関心を持っていきたいものですね。