■熊本日日新聞 2013年1月15日(火) 「インフルエンザ・・・」

■保健の教科書を使って、インフルエンザを授業してもいいし、たまには、このような新聞記事を使って授業したいものです。なぜかって、それは「最新情報」だからです。教科書は、執筆時から3,4年経っているわけで、インフルエンザの学習としては傾向がつかめず、ちょっと弱いわけです。そこを新聞で補いたい、もしくは新聞で授業勝負をかけたいというところです。

発問1「この写真は何でしょうか。」
 たぶん、カーペットとかいううでしょう。あるいは、花粉症の原因とかいうのではないでしょうか。
 私も、これが気管支の「線毛」とは知りませんでした。

発問2「この線毛は、どんな働きをするのですか。」
 インフルエンザの菌は、教科書に出ていますので、それを使います。そして、この喉の線毛の役割を記事から抜き出させます。インフルエンザウィルスを捕らえて、痰として外に排出する整体防御システムの1つであると書いてあります。

発問3「この線毛がよく働くには、どんな環境がいいと書いてありましたか。」
 ここで、乾燥に弱い、寒さに弱いというのが出てくるでしょう。つまり、「」なわけですね。

発問4「では、どんな対策を練ればいいですか。」
 マスクをつけて鼻や喉を温かくして、湿り気を保つ、さらに、部屋を暖めて体も温めるということになります。

発問5「線毛がフルに働かないでいいようにするためには、どんなことに気をつければいいですか。」
 人混みを避ける、十分な睡眠と栄養、手洗いの励行、ぬるま湯でのうがいなどが書いてありました。