■熊本日日新聞 2012年12月29日(土) 「ハンセン病療養支え114年」

■ずっと前の勤務校の校区内にあったので、ぜひ交流というか、取材というか、そんなものをしたかったのですが、ちょうど総合学習が動き出す前でした。まずは、近くの老人ホームと交流をということで先にこちらをやったもので、とうとう実現しなかったのです。その途中で異動になったので、泣く泣くあきらめたという経緯がありました。

■今回、待労院が来月1月10日をもって、入所者(最後の1人)が菊池楓風園に転園されたということで、閉鎖になるのだそうです。ここは、私立の全国2本のうちの1つでして、コール神父が1889年に開かれたものです。これは、清正の菩提寺である本妙寺の階段周辺で路上生活をする患者の方々を救済されたというのが始まりです。

■記事には、園での生活の一部が紹介されていますので、それらをハンセン病の学習に生かしていければとも思います。歴史絵画をひもとくと、ハンセン病患者の方々が登場するシーンもあります。私はこんな時に、ハンセン病のことを語っていったことでした。校区が勤務校だった時に、もう少しやっておけばというのが、心に残ります。後悔の念にかられているところです。