エセ五郎は、先日疲労で集中力の減退を感じ、思い切って仕事を昼で切り上げた。帰りに「コーヒー&カレー トラヤ」さんを訪れた。

 

 以前から来たくて仕方がなかったので、「ついに」やって来た、という感があった。注文はとにかくトラヤさんをできるだけ堪能しようと、カレーとスパゲティのセットにした。

 

 カレーから到着。コクがある。辛めだが、どんどん食べ進められる絶妙な匙加減。水なしでOK。中辛というところか。ここのカレーは定評があるのだが、それを実感。コクはあってもクセはない。

 

 流れるようにカレーを食べ終える頃にスパゲティ到着。でもスパゲティにがっつく前にオレンジジュースでひとやすみ。あわてないあわてない。ひとやすみひとやすみ。

 

 スパゲティと一緒に出てきたサラダを先に食べた。これだけでも結構お腹にたまる。ジュースとサラダで口の中からカレーの味はほぼ消え、スパゲティを味わう準備が整った。

 さてスパゲティ。パルメザンチーズをササッとふりかける。雰囲気からして塩味の強いナポリタンかと思ったが、そんなことはなく、味は濃くても塩気は強くない。飽きないナポリタン。こちらも流れるように食べてしまった。しかし食べ終える直前というのはいつも寂しい。

 

 メニュー表によると、セットで注文した場合、カレーもスパゲティも単品で頼む場合の半分程度の量ということだが、いやいや、もっとあるでしょう。すごく気前がいいと思います。

 

 そしてこのお店は、冒頭に書いた通り「コーヒー&カレー トラヤ」である。コーヒーは欠かせないだろうということで、最後にアイスコーヒーを注文。店内に流れる「明日に向かって撃て」を聞きながら飲み干した。

 

 なお曲はBOSEのスピーカーから流れていた。エセ五郎は昔TBS赤坂メディアビルで通信販売受付のアルバイトをしていた頃(=仕事が楽しかった頃)、BOSEのラジオの注文を結構な数受けた。まだ世の中のことをよく知らなかったので、「高価で軽い気持ちで買えるようなものではないのに結構売れるもんだなあ。」と少々不思議に感じ、同時にBOSEの社会的評価をそこで知った記憶がある。BOSEのロゴは良き思い出とセット。気分を穏やかにしてくれる。

 

 あの楽しい場は当たり前に与えられたものではない、貴重で得難いものだったとわかるのは時が過ぎ去ってから。みんなに会いたい。

 

 トラヤさんはやっぱりおいしかった。次来るときはカツカレーにしよう。