次の大劇場公演の友会二次も終わり(げきちーん)、星組生はもう大劇場のお稽古期間に突入、もう、1ヶ月以上経ってしまいましたが…
今更ですが、星組「BIG FISH」の感想を挙げておきます。
6/1(土)に、翌日の月🌕とセットで、マチソワ観劇して来ました。
既に外部では上演されていたけど観てはいなくて、何となくのストーリーだけは知ってたという程度の知識。
すごくよかったです、めちゃ泣いた、泣かされた
当初は、なぜ、まこっちゃんにこんな作品をと疑問でしかなかったのが、
今の男役として円熟味を増して来たまこっちゃんだからこそ出来るし感動を呼ぶし、観る側にとっても新鮮、今のこの時期に(何回言うねん笑)こんなまこっちゃんに巡り合わせてくれるという大きな意味での演出そのものが素晴らしいと思える、稲葉先生の演出家さんとしての才能に完敗しました(初めから同じフィールドに立ててないけど)。
まこっちゃんの歌唱表現が素晴らしいのは周知の上ですが、勢いやリーダーシップを取るとかガンガンその歌唱やダンス力を見せつける作品ではなく、素晴らしい役者として息づいていました。
エドワードという人物をチャーミングでイケオジでとても魅力的に演じたまこっちゃん。
1人の男性の10代からおそらく60代を、客席を引っ張るでもなく置いてけぼりにするわけでもなく客席の気持ちと同じスピードで表現し楽しませてくれしみじみさせてくれました。
そしてこの作品、エドワードに関わる2人の女性と、息子ちゃんが過去と現在で演じる人が違います。
見た目は違うのに、あの子が成長したら、あの子が大人になったらこうなるのかとちゃんと同じ人物として息づいていたのも素晴らしかったです。
サンドラというエドワードの最愛の奥さんを、旦那さんがその人生を終えるまで納得の最愛の女性として演じたほのかちゃん。
そんなほのかちゃんに通じる若き日のサンドラを演じた詩ちゃん。
詩ちゃん可愛かったー
ほのかちゃん素晴らしすぎたー、特に最後のソロナンバーの聴かせっぷり。
この奥さんあってこそのエドワードなんだと思います。
エドワードの切ないハイスクール時代の恋人のるりなちゃんとなっちゃん。
るりなちゃんも歌上手い
なっちゃんが素敵すぎて…
雰囲気から佇まいから何から何まで好きです。
2人の息子ウィル役の幼少時代のふみちゃんと現代のかりんちゃん。
ふみちゃんすごくまだ下級生なのにお芝居上手かったです、まこっちゃんも絶賛でしたね。
かりんちゃん役者としてめちゃくちゃ頼もしくなりましたね。
父親の人物像に常に疑問を持ちながらも心の奥底では父親からの愛を感じて生きて来たのがわかる息子を演じてました。息子としての葛藤や気付きを等身大で表現していたかりんちゃんの役割、すごくよかったです。
強烈なパンチを効かせ出番は少ないながらも、とても印象に残る魔女のヨメ(しーらんのヨメを演じてからずっと勝手にそう呼んでる私、笑)(都優奈ちゃんです)。
ほのかちゃんやヨメの実力がガンガン発揮できる機会増えて嬉しいです。
観終わって1ヶ月経ってもかなりのDeep impact、あんな足で待機して歩いて舞台上でおっとっと感も危なげな所も全く見せず、あそこまで発声も歌もお芝居も堂々と表現していた大希くんもすごくよかったです。
頼もしすぎる演技にこちらも新しい気付きでした。
他にも、歌と狼男の叫びが融合した歌い方がめちゃ上手かったし安心して観れる、安定のうまさのちゃりおくん、
残念なとこもあってヒーロータイプではないけどそれなりに人はついていく程度のカッコよさを上手に出していたさきっぽちゃん、
そしてコミカルな表現の上手い真輝ちゃん、
エドワードが安心して身を任せられる雰囲気がバツグンだったさすがの同期のヒーロー、
素直で優しいお嫁さんがどんどん義父さんのお話に触れ家族の一員になれる喜びを登場シーンごとに表現していたのぞみん、
いまの星組の層の厚さといつのまにこんなに歌が歌える人ばかり揃うようになった?とも思いました。
普通に、人生を送っているものの心に触れ、親として家族の一員として愛する子供や残された家族に何を遺していくかを改めて考えさせてくれたなんだかとっても大切な作品となりました。
ミュージカルナンバーとの相乗効果で水仙畑のシーンが美しすぎました、生でしか見れない尊さよ…
これ円盤化されないなんて惜しすぎる、残念すぎる、こんなにいい作品でこんなに素晴らしいキャスト陣なのに、と思っていたらたくさんの声が上がったんでしょうね、音楽だけは配信決まりましたね。
マチネは、一階席センター。
なんとちえちゃんとねねちゃんと観劇被りました、まこっちゃんがカーテンコールでめっちゃ2人に高速で手を振ってて微笑ましいとこ見れました。
花組ほのかちゃんも来てました。
ひとこちゃんとあかさんが来てました。
星組は太陽王以来のオーブ、ちえちゃんの作品の中では私のベスト3のうちの1つです。
そしてヒーローしか今の星組ではオーブの舞台乗ってないって驚き以外の何ものでもなかったのですが、
それだけの時が立っている事にもびっくりして帰りました。
次の星組は、映画でとっても面白かった「記憶にございません!」ですね。
いまの星組生が繰り広げるこの作品、こちらも発表当初はびっくり(びっくり続きだわ)でしたが、今となっては楽しみで仕方ないです。
今日は雪組のベルばら初日だーーー
明日本番でリハーサルあるから行けない私