月組新人公演を観てきました✨✨




103期は今回が最後の新公。
るおりあ(瑠皇りあ)くんがラストで主演をつかみました。

月組103期は、るおりあくん以外にも、りんちゃん(白河りり)、あやっツィー(彩路 ゆりか)、みかこちゃん(羽音 みか)、と実力派揃いです。


カッコいいセリ上がりに、この新人公演の成功が見えました。
丁寧に歌い込まれたナンバー、安定した歌唱、主演として堂々としていて場を引き締める空気も持ち合わせた人ですね。
以前よりすごくお顔がシュッとして引き締まり、格段にカッコよくなられたと思います照れ❣️




くらげちゃんのお役はまのん(花妃舞音)ちゃん。“世界の歌姫”というより“世界のアイドル”。まあ、可愛いから許す笑い泣き
東ドイツ🇩🇪のホテルに入って、あれ欲しいこれ欲しいと言うところ、ワガママ放題で好きな事その場で言ってるみたいな言い方でなかなか可愛くてコレも許せちゃう笑い泣き
(くらげちゃんナディアは正に、遊んでる感じ笑い泣き)。


そーしてーーー‼️
あやっツィー(彩路ゆりか)くん✨✨
もう、ほんとお芝居上手い、上手すぎでしたびっくり。出てきてセリフを発した途端に空気を変える、言い方やわずかな抑揚にゾッとさせる怖さも含み、特にまっぴー(真弘蓮)神父と対峙するシーンはお互いにピリピリ張り詰めたものすごい空気が流れててほんとに怖かったです。
囁く声にも緊迫感満載で、ハッキリとわかる言葉は、相当訓練された発声があるんだと思います。
ヨナスに対しても友情は最初からない冷徹な役作り、本役さんを参考にしながらもそこにはあやっツィーの演じるヘルムートが居ました。


本公演であやっツィーが演じてるコンサート会場司会者は本公演のバックダンサーや教会の若者でも目を惹くすずめちゃん(涼宮蘭奈)、セリ下がりもなかなかポーズをキメていて少ない出番ながらも存在感出てたと思います。

柚乃くんのお役は、大抜擢の雅耀くん❣️
何と108期。初舞台の時に綺麗なお顔立ちだと気にはなってたのですがいきなりの大役でした(本公演ではブティックに訪れるカップルの彼氏、いっつも最後いちごちゃんに請求されてお代払わされてる笑い泣き、ショーでは銀座のブティックのマヌカン役真ん中)。なかなか舞台度胸もあり立ち姿も美しい。伸び代も期待出来る楽しみな生徒さん、ウタコさんを彷彿とさせます。
しかしまあ、柚乃くんはやっぱりすごい。新公翌日の本公演も観てきましたが、新公観ながらもその本公演も風間柚乃という舞台人の凄さに改めて気付かされました爆笑キラキラキラキラキラキライエローハート
場を一瞬にして変える説得力、ハンパないです。

お羽ちゃんは梨花さんのお役、マイクトラブルがあり(出てこないといけないシーンにお羽ちゃんが出て来ず、なにがあった??と思いつつ、セリフのやり取りで場を繋いだるおりあくんと爽くんなかなかでした。
「部長何で出てこないんですかぁー」
「お前たち探しに行けー」
と部下たちに言ったと同時に上手からお羽ちゃんがマイクなしで登場)地声でセリフを発してたのですが、これが二階席(11列でした)にまでハッキリ聴こえてくる発声で(しばらくしてサラウンドタイプのスピーカーで声をひらってもらってました)、それだけでもすごいのに、一貫して梨花さんに似せた声色、完璧爆笑飛び出すハート、もう、素晴らしかったです。


何かと注目してる一輝翔琉くん
本役はあみちゃんで、これまた難しいお役。あみちゃんとは違う役作りをしてるのがとてもわかりました。あみちゃんは、社会主義側につくか、1つのドイツ民主化運動側につくか悩みながら行動していて一つ一つのシーンにその迷いが眼に現れていて、一旦は社会主義側につくけれども最終民主化運動側につく心情の流れがよくわかる作り方、翔琉くんは、最初から社会主義側のスパイのような感じで情報を流せと言われたらニヤッと笑い明らかに社会主義側の作り。
だけどコレで行くとしたら最後のヨナスの尋問室から壁崩壊に至るところの心情表現がすごく難しいのでは?!!と思ったら、やっぱり難しくてゲッツェという人間像が中途半端になったのでは…と思いましたハートブレイク
でも新人公演なんだし冒険は大切!!
失敗しながらもそれを糧として頑張ってほしいです爆笑!!このチャレンジ精神に拍手送りたい〜イエローハーツ

“応天の門”新公でからんちゃんのお役を演ってなかなかの超フレッシュな空気を振り撒いていたシュリンプ(天つ風朱李)ちゃんは、せなちゃんのお役でした。シュリンプちゃんもナディアのバックダンサー、教会の若者として出てますが目を惹く1人、ルドルフ役もなかなかせなちゃんに遜色なく演じていたと思います。

いちごちゃんのレポーターもダブルキャストでもおかしくない上手さ、さすが4人エトワールを桃歌雪ちゃんと分け合ったお1人ですね。

みかこ(羽音みか)ちゃんも既に色んな公演でそこそこの場をもらってるだけあり、登場シーンからちゃんとサーシャとして息づいていたと思います。

反対にアラン役の翔ゆり愛くんは、まだまだまだまだ研究の余地がありました、本役のるおりあくんは緊迫感溢れ決死の覚悟が見えて冒頭部分に観客を一気に戦争シーンに引き込んでいく)(え、そーなん?と返した友人もいたので…そんな方へ(笑)。一度オペラでるおりあくん覗いて見てくださいえー)。

本役やすくんのヴォーヴァは月乃だい亜くん
最後、ヘルムートがソビエトからの通信に心折れもうこの先が真っ暗になって心が崩れていくところでやすくんとは全く違うヴォーヴァでその場を去っていきました、あんなことされたら余計に辛すぎる…尤ももうどんな人の自分への対応も目に入ってないヘルムートなんですがえーん


新公らしいお遊びは、
“ちるちるみちる”が、一乃凛ちゃんで、“ちのちのいちの”になってました(みちるちゃんのコピー、完璧でした)。
ナディアが日本の宝塚を紹介するところが、新人公演になっていて「あたらしいひと?」と読むヨナスに皆が「NINE!!しんじんこうえん!!」笑い泣きと。


るおりあくんの挨拶、大きな壁にぶつかることも多かったけどその壁を壊していけるようにとベルリンの壁とひっかけていて洒落たご挨拶でした。


下級生時代からお芝居心がたくさんあった103期が抜け、今後どんな新人公演になるのかなと思いますが、きっと月組に配属されたからにはもっともっと皆さん研鑽積まれてまた次回のメンバーからも観るのが楽しみになる事、期待してますニコニコ