何の曲かどうしても思い出せないって、ありますよね。
宝塚ではよく、お芝居でもショーでもアレンジされたクラシックの曲を使用されたりしているのですが…
昨日の晩のこと。
娘と初日を観てからずーーーーっと毎日あれやこれやと検索していた曲名がありました。
それがようやくわかりまして
(blogに載せて欲しいらしい)
娘は音楽をしているわけではありませんが(クラシックは父母の影響とバレエをしているのでよく聴いています)、一度聴いたらある程度覚えてるし、これは◯◯の何の曲、とか聴いたことがあるものはすぐに💡ひらめくタイプ。
私は学生時代と結婚するまでは吹奏楽をしていて、今でもずーっと途切れることなく合唱団で歌ってもいますが、もう余程有名か、大好きでよく聴く曲でないと昔よく聴いていても吹いたことあっても今じゃすっかり忘れていて◯◯の何の曲、なんて出てこない。
今回の雪組公演「Lilacの夢路」。
冒頭の、咲ちゃんの開演挨拶時のBGM、何やら聴いたことがあるなとぼやっとした感情のまま、咲ちゃんの夢の中、ファウストのシーンへと移ります。
そしてそこでもまた「あれ??聴いたことある??よく知ってる??」と感じても考えるヒマもなく、あーさが登場して、ドイツ語で「ようこそブレーメンの庭へ」と発して妖しさが一気に飛び出す。
そこまでの2曲。
2曲目は、娘は終演後すぐに、
「“美女と野獣”の薔薇🌹のところの音楽つこてたな」
「はー!そうや!!」(言われてみて大きく頷く私)
帰宅してその日の夕飯どき。
娘
「一番最初の曲が思い出せへん、歌えるのに。」
私
「うーん、プロコフィエフとかロシアっぽい」
旦那
「(娘が歌ったフレーズを聴いて)知ってるな!なんやったかな、ロマン派の時代やな」
(私も旦那もざっくりしすぎやし)
娘
「“美女と野獣”のあの音楽は、
サン・サーンスの動物の謝肉祭の“水族館”の曲って知ってるやろ
」(娘に試されてる私)
私
「はっ。そういやなんかの曲と似てるとずーーーーっと思ってたけど。」
(知らんかった…動物の謝肉祭、学生時代に演奏した事あるのに…それ原曲って知らんかった)
アレンジはされてるけれど、動物の謝肉祭の“水族館”はこちら。
ちなみに、ヨーゼフに連れられてハインドリヒが行った酒場で男装したエリーゼが弾いていた音楽はわかりましたよ
(エリーゼの演奏しているシーンの最初の音があまりにも短いアレンジだから初めタイスの瞑想曲かと思ってしまったちゃうし
)
その日から始まった曲探し
全国でプロで活躍している先輩指揮者や後輩指揮者や現役吹奏楽団員の先輩後輩が集う大学の吹奏楽部のFacebookグループに、ピアノで弾いて録音したものを聞いてもらって教えてもらう、っていう方法もあるけれど、娘はどうしても自力で思い出したい様子。
劇中に出てくる「ファウスト」の曲かもしれへんと友達にアドバイスもらって「ファウスト」の曲も調べてたようだけどヒットせず。
次の日にバレエのレッスンCDで使われてる曲だと思い出したらしく、でもいまは使ってないから先生に聞くわけにもいかないねんなぁ、と。
ほとんど毎晩あれかなこれかなと色々曲をかけながらでしたがどれもヒットせず
そしたら昨日、なんと、レッスンでその曲がかかって、ようやく、曲名がわかった❣️と帰ってきた。
娘「“オネーギン”やった」
私「“エフゲニー・オネーギン”かー、なるほど、チャイコやったかそれで聴いたことあったんや」
…が、しかし、いくら検索してもその曲が出てこない。
よくよく調べてみると、なんと、オペラの「エフゲニー・オネーギン」と、バレエの「オネーギン」は同じチャイコでも楽曲が違うのだと知りました💡
うわぁ、知らなかったーーーー
交響曲や弦楽セレナーデ、三大バレエ音楽、1812などチャイコ好きなのに…私もまだまだでした
(バレエ、私も10年以上習ってるけど「オネーギン」は観たことがないのです)
そうして、バレエのオネーギンから一つ一つ検索してみましたら…、あった❣️あった❣️
チャイコフスキーの感傷的なワルツでした。
「これやん」と曲名言って旦那と娘に聴かせた時の2人の顔ったら
。
旦那
「そうやー!感傷的なワルツやーー」
「きらクラ!」(NHK-FMで放送されてた番組)でよくかかってたらしい。
この曲は、
あーさとひまりちゃんの2人のシーン、
ディートリンデに本当の事を言ってくれないかとヴェーバー少佐の起こした兄への襲撃未遂事件について問いただすところでも流れてます。
(Wikipediaよりバレエ“オネーギン”)
あー、解決してよかった
お付き合いありがとうございました
「Lilacの夢路」の初日感想はこちら
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