だいもん出演、日本初演の「Dream girls」、3/4(土)ソワレを観てきました照れ




よかったーーーーーーー爆笑キラキラキラキラ
久しぶりに自分の人生を考えるミュージカルでした。

私にはライフワークを考えるキッカケとなったミュージカルが今までに2つあります。
ひとつ目は、社会人になって間もない頃の、劇団四季の「オペラ座の怪人」(怪人/山口祐一郎、ラウル/石丸幹二)。これがキッカケで吹奏楽に明け暮れてた私は合唱に目覚めました
2つ目は、雪組の「エリザベート」初演。
これがキッカケで未知の世界のバレエに足を踏み入れる事になりました。
人生を変えるミュージカルとの出会い。
あれから感動のミュージカルや心震えるミュージカルはたくさんありましたが、人生を見つめ直すミュージカルはほんとに久しぶりでした。

ルンルンDream Girlsは、1980年代にブロードウェイで上演、再演も何度となくされ、映画にもなり、主題歌や音符One Night Onlyなどは早くから日本でも馴染みのナンバーでありながら、日本でこのミュージカルが上演されるのには40年もかかったんですね。

いま、この時代にだいもんというディーバを主演に迎え、共演者も昔の日本人の歌い手さんではなかなか存在しなかった(いたかもしれないけど色んな意味で世に出るのは難しいですよね、それこそショービジネスの世界ですから)ソウルフルでパワフルな人たちだらけ。

存じ上げてた出演者は、だいもん(望海風斗さん)、岡田浩暉さん、駒田一さん、内海啓貴さん、だけ。よく見ると、spiさんはジャージー・ボーイズの観てない方のチームに出てらした方。
この方達はもちろん、
申し訳ないですが存じ上げてなかったエフィ役の村川絵梨さん、ローレル役のsaraさんも本当に素晴らしかったです。

ダイアナ・ロスやダイアナを取り巻く人たちをモデルに描かれた作品。

主役のディーナ(だいもん)の、夢を叶えるために、生きている世界で切り離さなくてはならない友情、自分の夢と愛する人の夢の思いの狭間で揺れる心が切ない。

ちょっと引いて周りを見てみようよと声をかけても聞く耳を持たない、実力があるが故の我儘で傲慢なエフィ(村川絵梨)の生き方の悲しさ。でもどこまでも強いからエフィ自身はそれでいいのかもしれないけど…
(このミュージカル、それぞれのナンバーは長めながら特にエフィの歌うナンバーが一際長く、果てしなくソウルフルでそれを引っ張る自身のテンションがハンパなく必要です)

夢。それが自身の夢であっても、それは時に人を成功に導く。
だけどあくまでも、自身の夢は他人の人生を自分のものにする事ではない。
「愛している」「君が必要」「君でなければダメなんだ」と去ろうとするディーナを必死で引き留めるカーティス(spi)のどこまでも独りよがりの悲しい愛。

例え大好きな姉であっても、自分を取り巻く大きな人生の“流れ”に逆らう事ができず姉のエフィを見放してしまう状況に陥ってしまったC.C.ホワイト(内海啓貴)のやるせなさと、成功の裏での本当にやりたい事との葛藤続きの毎日。

実力はありながら決して驕ることなくひたむきにステージと向き合いながらも、恋にもひたむきに生きてきたローレル(sara)。先の見えない未来に結局は決別せざるを得なかった、人生で一番美しい時をサンダーに捧げ続けた濃くて儚い恋。

輝かしい栄光を手にしながら、色んな歯車が狂い、全てを失ってしまうサンダー(岡田浩暉)の孤独。この役は、ロックバンドボーカルだった岡田浩暉さんだからこそ出来たお役じゃないかと思います。すごいスタミナが要るお役。


それぞれの人物の生き方が3時間の間に丁寧にきっちりとナンバーの中で描かれてるのが、作品としても素晴らしいし、それぞれの色々な激動の人生をとても客観的に見て考えることが出来る作りなのも素晴らしい。
そしてもう一つ、黒人さん歌手の持つ独特の、疲れを感じさせないパワフルすぎる歌唱を誰1人残念感なく日本人である出演者それぞれが聴かせてくれたのも、本当に素晴らしかったですびっくりキラキラキラキラキラキラ


3階3列目センターでの観劇でしたが作品のもつ力が十二分に伝わってくる圧巻のステージでした。


私も、ごくごく普通の人生ではあるけれど、自分の夢(夢はあるねー)にちゃんと向き合ってさらに頑張って行こうと決意を新たにしましたにやり

また再演もあるかもしれないし、してほしい!!

このミュージカルに出会わせてくれただいもんに感謝キラキラキラキラ