私が洋服屋さんで販売していた時
23歳の私にとって3万円するパンツは高かったですが
それくらいのモノを置いていました。
バーニーズNYやハロッズで置いてあるデザイナーとのコラボ商品等
そら高い(もう無くなったブランドですが)
ですがそのおかげで洋服の値段は何となく分かるようになりました。
その質はズバリ「生地にある」
高級感があるのは生地の質の違いです。
5,000円くらいする服の生地の原価はいくらか知っていますか?
500円程度です。いや、500円もしないんじゃないかな?
そこにデザイナーが入り問屋が入り店舗に入りブランド料が+されて
5,000円くらいで店頭に並びます。
(*ユニクロが安いのにはある仕組みが関係しています。
また機会があればお話しますね。)
という事は3万円するパンツの原価も何となく分かりますよね?
カルトナージュでも安い生地を使わないのはこれと同じ原理。
すぐに「分かる」からです。
貴族の遊びが「安物っぽく見える」ってそもそもカルトナージュの質を下げてる。
生地を安くしてしまうと作品全体の質が下がります。
安価=作品の質を下げる
ハンドメイドは大手なら安く売られているものもハンドメイドになると高い。
それは材料にこだわっているからなのですね。
そしてそこに作家の想いや時間が込められている。
ハンドメイドが流行るのも頷けます。
こちらのナプキン入れは
スキバルテックスと言う上質な紙を使っていますが
比較的高級に見える革素材です。
中も紙です。
カルトナージュでは紙も使います。
ですが殆どは生地を使います。