苦手な人克服②  ~10歳までに決まってしまう人格~ | 表参道の心療内科カウンセラーのblog

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苦手な人克服② 

10歳までに決まってしまう人格

 

生活する環境の中で出会う苦手な人に対処してくのには、認知行動療法やセラピーが有効です。

 

けど!

数千人の生育歴をお聞きしていると、やっぱり10歳までの育ち方が、その人の核となる性格を作っているんだな~としみじみ思います。

 

交流分析という心理学で、「受けるストローク(言葉、態度による関わり)によって人は自分という存在がどんなものか、周りはどんな存在か、どんな風に生きていくか決めていく」という考え方があります。

 

頑張らなきゃいけないって思っている人は、頑張らないと認めてもらえない経験が沢山あって

反発心が強い人は、否定されたり、勝手に決められてきた経験が沢山あって

天真爛漫でいられる人は、気持ちを受け止めてもらった経験が沢山あって

おどおどしている人は、いっぱいダメ出しされた経験が沢山あって

指示待ち人間には、干渉されまくった経験が沢山あって

不安が強い人には、不安になるような言葉を聞く経験が沢山あって

潔癖症の人には、汚いものに恐怖を抱くような言葉を聞く経験が沢山あって

頼っちゃいけないって頑張る人には、甘えたくても甘えられない経験が沢山あって

 

などなど。

書ききれません()

 

ストロークには、心地いい“プラスのストローク”と、心地よくない“マイナスのストローク”と、自己肯定感がかなり傷つけられる“ディスカウント”というストロークがあります。

 

更に、条件をつけてストロークを出すのか、条件をつけないのか、どの部分にストロークを出すのかなども重要です。

 

「大好きよ♡」が条件なしのプラスのストロークだとすると

「いうこと聞いてくれるから大好きよ♡」は条件付きのプラスのストローク。

 

「そんなことしたらダメよ。」が行為に出すマイナスのストロークとしたら

「そんなことして、あなたはダメねぇ」が人格に出すマイナスのストローク。

 

幼少期に自分がどんなストロークを沢山もらって育ってきたのかを見ていくのはとても重要と思います。

 

そして、今、自分がどんなストロークを出しやすいのか、受け取りやすいのかも重要です!

 

多くの人が、親から多くもらったストロークに嫌でも慣れ親しんでしまうから。

もらい慣れていないストロークは、受け取りづらいから。

意識しないと、もらったストロークを何となく出しやすいから。

 

だいぶそれましたが、、、

 

交流分析的に考えると、

 

苦手な人=心地よく感じないストロークを出してくる人 

 

っていう理解になります。

 

そして、何で心地よくないと感じるストロークかを見ていくと、うんざりしているストロークだったり、もらい慣れていないストロークだったり、理由が見えてきます。

 

私のカウンセリングでは、いっぱいもらってきたストロークと、今自分が出しているストロークからその人を理解したり、起きている問題を見ていくことが多いです。

 

ご興味ある方はぜひ、ストロークの探求にいらしてみてください♡

これからの人生を心地よく生きていけるストロークを一緒に探していきましょう♡

 

私は、交流分析が大好きです♡

交流分析の巨匠、杉田峰康先生の本を読んでいると、鳥肌が立って感動して本を落としてしまうくらい()

 

私は、小さい頃からおどおどしていて、自信がなくて、褒められてもなかなか信じられなくて、頑張らないといけないと思ったり、確認しないと不安になったり、盛り上げないといけないと空回りしたり、、、

悩み多かった性格を、交流分析の理解でかなり生きやすく書き換えてこられた口なので、思い入れがすごいです()