乃下未帆です。
今日はEffectの歌詞のお話。
「どうしてEffectというタイトルにしたの?」と質問をいただいたので!
今までに何曲か歌詞を書かせてもらってるんだけど、(ビリーバー、shooting star、Regret Blueなどなど)
私はいつもタイトルは最後につけます。
この曲も、それから収録曲のoh,my loverも例に漏れずそうだった訳なんですけど、
oh,my lover、shooting star、Regret Blueなんかは、歌詞からそのままタイトルにしたもの。
shooting starなんかはそれ以外にはなかったけど!笑
Effectやビリーバーは、歌詞にはこの単語は出てきません。
ビリーバーは、最初英語表記にしてたんだけど、
メンバーにも相談して、英語表記のオシャレ感よりカタカナのわかりやすさと力強さがハマった気がしたのでカタカナ表記。
こちらは歌詞カードを読んでいただくと、またタイトルにも意味が出るかなと思います。
Effectはまだ歌詞カードがないので、リリースされたらまた読んで欲しいなって思います!
実は仮タイトルに「butterfly Effect」とつけていました。
バタフライ効果。
簡単にいうと、「風が吹けば桶屋が儲かる」という日本のことわざに一致するのだけれど、
wiki先生はこのことわざをこう教えてくれます。
バタフライ効果とは、「一匹の蝶がはばたいただけで、竜巻が起こせるか?」というもの。
(説明がヘタでごめんね)
もともとは気象学者の講演のタイトルみたいです。
このことわざに、自分たちの今を書いたこの歌詞がハマった気がしました。
世界や宇宙から見たら私たちの存在は蝶のように小さなものかもしれない。
だけど私たちが踏ん張って生きることで、(ステージに立つことで)まだ知らない何処かや誰かになにかプレゼントが出来るんじゃないかな。何かが起きるんじゃないかなって。
だから、羅針盤が狂っても、未来が消えそうになっても、同じ毎日を繰り返しても、顔を上げて火を灯し続けようって。
想いはまだ終わらないって。
そう伝えたかったんです。
ふとした時に勇気付けられたりする、足元に咲いている花だって、きっと私を励ますためにそこに咲いたんじゃない。
どこから知らない土地で生まれた種が、知らずに私の生きる世界に花咲いてくれただけ。
でもその種がここに運ばれてきて私を微笑ませてくれたことには意味があるんだと思うから。
私たちの中にきっとある、誰かのためになれる「Effect」を信じたかった。
その思いを込めました。
書きためた言葉から引っ張ってくることもあるけど、
大抵は曲を聴いてから浮かんできたテーマで書き始めます。
台詞ではなくメロディに載せるので、この言葉にしたいのにメロディにイントネーションがハマらない!とかもあって泣く泣くボツになったりする表現もあります(´;ω;`)
今回はイントロの力強さに比例する本編のメロディラインに哀愁をすごく感じて。
綺麗な景色や情景が目の前に広がったので、テーマは「花鳥風月」だった。
なので、出だしと締めにはどうしても日本語が綺麗に響く言葉を入れたかったんです!
いつだって健全な自分でいたいけれど、
下を向き覗く痛みのない画面の中の世界じゃなくて
やっぱりリアルな痛みが欲しい。
そんなお話でした。
ちゃんちゃん。