【講座報告】
6/26(日)開講「香りから広がる世界」
~お茶の香りを味わう~
https://ameblo.jp/victoire-parfum/entry-12739876845.html
川根本町より樽脇園さんをお招きして実施したお茶の淹れ方体験、
仕事としてお茶を扱う方や、日常的に緑茶を飲む習慣があるご夫婦など
8名の皆さま、メモをとりながら熱心に受講してくださいました。
ご参加、ご協力、ありがとうございました。
今日は記録写真と共に、講座報告をさせていただきます。
★試飲
・新月茶、満月茶〔水出し〕ウェルカムドリンク
・上煎茶「馥」(かおり)…淹れ方体験
・「馥」くき茶
・「馥」ほうじ茶
・「馥」ティーバッグ
■新月茶と満月茶の試飲
ルーツとなった天竜杉の月齢伐採(榊原正三さんの取り組み)を紹介、
月の満ち欠けに合わせて摘み分けた2種類のお茶は、色も若干違う!
香りや味は言うまでもありません。とても興味深いです。
■お茶の淹れ方体験
〈絞り出し〉と呼ばれる専用の茶器(滋賀県の信楽焼)を使用。
樽脇園さんのお茶が美味しく入るよう作ってもらったものだそうです。
金属の茶こしがついていない絞り出しは、お茶本来の香りが楽しめる+
最後の1滴(一番美味しい!)まで味わうことができるのが特徴。
蓋の中央、ブルーが美しくアクセントになっています。
最後にティーバッグのお茶を試飲、
「(さっき淹れたお茶と)全然違う!」「でもこれも美味しい!」
などと、声があがりました。
香りや味の違いをお楽しみいただけたのではないでしょうか。
■質疑応答
「お茶は好きだがカフェインに弱い体質。良い方法は?」
「川根茶は、ほかのお茶と何がちがうの?」など
受講生の皆さまからの質問にもお答えいただきました。
淹れ方による成分の出方の違いや効果、産地(気候)の重要性など…
樽脇園さんのお茶づくりへのこだわりと絡めた回答が印象的でした。
~個人的な感想~
・昔から親しんでいる「お茶」に関して私自身、知らないことが意外と多い
・産地、品種、標高など、茶葉の香りや味の違いに関わる点が、精油と共通
(=香りが自然の恵みであり、“農産物”であることを再認識)
そして、
・お茶を〈最後の1滴〉まで楽しむには、その1滴が降りて来るのを待つ時間、つまり
“心のゆとり”が必要
(精油瓶のサンダルウッドとかベチバーみたい。笑)
その一瞬にこそ、幸せや充実感がつまっているのではないだろうか…
その一瞬を大事にしたい!と思いました。
同時に、その〈最後の1滴〉の瞬間は、日々当たり前に行っている習慣など、
実は身近な場面に潜んでいるんじゃないかなあ…とも、思いました。
その日常は、移ろう季節の中で刻々と表情を変える草木や花、星や月なども。
自然のリズム、自分自身のリズムを感じ、その響き合いを楽しみつつ
〈1滴〉を待てるような、丁寧な生活をしていきたいです。
改めまして、ご協力くださった樽脇園さん、会場のSBS学苑さん、
ご参加くださった受講生の皆さん、ありがとうございました!