静岡県浜松市の天然アロマ香水ブレンド専門サロン

Victoire(ヴィクトワー)の調香師・アロマセラピストの杉浦菜美です。

 

本日、SBS学苑にて、男性限定の天然香水ブレンドレッスンを開催させて頂きました。

 

ソラモで仮装をした人々が賑やかなイベントで盛り上がっている中!すぐ横の百貨店の8階では、皆さん香水をつくっていたのですよ~

 

貴重な週末の昼間、来て下さるかなあと、若干心配でしたが、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

今回は、初めての方にも、天然のアロマというものを知って頂くため、

「天然の香料」と「合成の香料」

の違いを時間をとってお話しさせて頂きました。

 

最近では、石油からつくられた合成の香りが身の回りにあふれているため、自然の植物の香りの方が、違和感を感じるという方もいらっしゃいます。

 

(ガソリンのにおいが好き、という子供もいると、聞いたことがあります。)

 

実際に森に行ったり、畑に行ったりして、自然に触れることには敵わないかもしれませんが、「生きている植物の恵み」である、天然アロマ(エッセンシャルオイル)を使用しながら、自分の心と体と向き合うことができたら、それはとても素敵な時間になるのではないだろうか・・・そんな想いからも、天然アロマを使った講座の場を大切に考えています。

 

さて、今回ですが、男性陣の中でも柑橘の香りはやはり人気がありました!

 

「ライム」「マンダリン」

 

香りの違いがすぐに思い浮かびますか?

 

同じ柑橘グループでも、見た目はもちろん、香りのニュアンスや、香りの持つメッセージ性も異なります。

 

”落ち着きとやる気と両方ほしいがそれは矛盾しないか”

”自分が今持っていない要素を香りとして選んで、「自分らしい」香りになるのか?”

 

様々な意見が出ましたが、香りを嗅いだ時に思ったこと全てに、意味があると、私は考えています。

 

「過去」「現在」「未来」という時間軸は、調香をする上でも常に頭に入れているコンセプトの一つですが、講座ではその「現在(=今の自分の魅力)」「未来(=理想の自分の姿)」を要素として取り入れることが多いです。

 

最近思っていることですが、ここに、「過去」の要素を入れたらどうなるか?

 

「今の自分」と「なりたい自分」も違うかもしれません(このまま変わらずにいたいという場合は除いて。)が、「今の自分」と「昔の自分」もおそらく違うでしょう。

 

違うとはいえ、「今の自分」は、これまでの自分が積み重なって存在しているので、過去、現在、そして未来も、すべてひっくるめて『自分自身』だと、私は考えています。

 

(ちなみに、アロマトリートメントでは、「過去」の要素が問題解決のために非常に重要になってきます。理由は先程述べた通りです。)

 

皆さんは、自分の「過去」を香りで表現するとしたら、どんな香りを選びますか?

 

昔の思い出に浸りたいときなどは、素敵なエピソードを香りで表現してみるのも有意義な作業になるかと思います。

 

時間軸の話とは関係ありませんが、講座内で私の消化器官がブラックペッパーの香りに刺激され音を立てたように(!)、私の脳は、受講者の皆様の多様な価値観に刺激されてドーパミンがドバドバと分泌されたようです。

 

また面白いものを企画していきたいと思います。

 

(余談ですが、ドーパミンが分泌されていると、空腹を感じにくくなります。わくわくスイッチがONになると出てくる神経伝達物質です。何かに熱中しているとき、全然お腹がすかないという経験、ありませんか?血行も良くなり、実は美容効果も期待できるのです。”ときめき”と脳の関係も侮れないですね。ちなみに、ドーパミンの分泌を促進する香りというものも、存在するんですよ。)

 

ということで、ドーパミンの話が長くなってしまいそうなので、この辺りで…

 

今後も、香りの美しさと同時に、セラピストでもある調香師として、香りの持つ心と体への作用にも着目しながら、その方それぞれの人生の充実(=Victoire)につながるようなきっかけを、香りを通して提供していけたらいいなと、思っています。