調査兵団入団後っていう設定です
~男子寮~
ライナー「どういうことだそりゃ…」
ベルトルト「そのまんまだよライナー」
ベルトルト「女神クリスタと天使アルミンが堕天したんだ…」ウッ…ウッ…
ライナー「ま…待てベルトルト…堕天したってどうなったんだ…?」
ライナー(まず堕天ってなんだよ堕天って。ベルトルト大丈夫なのか?)
ベルトルト「思い出すだけでも恐ろしい…」ガクブル
~1時間程前 女子トイレ前~
ユミル「な…なぁクリスタ…ほんとにやるのか…?」
クリスタ「なぁにぃ?当たり前じゃない」ウフフ
クリスタ「早くトイレ掃除してよユミル。もちろん口でね。」ウフフ
ユミル「」
ユミル(どうしてこうなった)
ユミル(私が何をしたって言うんだ)
クリスタ「ユミル?何ボーッとしてるの?」
クリスタ「早くキレイにしてよ。ね?」
ベルトルト(大変なところを見てしまった。というかなんだあれは…?あれは女神なのか…?)アトズサリ
ベルトル(なんでユミルにあんなこと言ってるんだ?)アトズサリ
ベルト(優しさの欠片もないじゃないか。あんなの女神じゃない!)アトズサリ
ベル(なんとかしなきゃ)アトズサリ
ベ(とりあえずライナーに相談しようかな)アトズサリ
???「ねぇ…トルト…ベルトルト…!」
ベルトルト「ふぁっ!?」
ベルトルト(いいいいつの間に後ろに!?!!?)
ベルトルト「ク…クリスタ!?」
クリスタ「なんでここにいるのぉ?ここ女子トイレ前だよ?」
ベルトルト「え…えっと…たまたま通りかかっただけだよ…」オロオロ
クリスタ「ふーん…」ジー
ベルトルト(これは疑われてる気が…まさか僕もユミルみたいに…!?)
クリスタ「そっか!急に話しかけて驚かせちゃったね!ごめんね?」パァァ
ベルトルト「へ…あ、あぁ、それじゃ僕はもう行くね」
クリスタ「待って」ニッコリ
ベルトルト「」ゾッ…
ベルトルト「な、なにかな…?」
ベルトルト(ひぃぃ…なにこの女神怖い怖い怖い…)
クリスタ「ねぇねぇ、私のお願い聞いてくれない?」
ベルトルト(普段なら即答で手伝うって言えるけど…なにか危険な予感がする。これは戦士の予感だ。)
ベルトルト「ご、ごめん!僕急いでるんだ!」ダッシュ
クリスタ「あ、行っちゃったぁ。ユミルの手伝いしてもらおうとしたのになぁ」クスクス
~男子寮前~
ベルトルト「はぁ…はぁ…」
ベルトルト(なんだったんだほんとに…早くライナーを探そう…)
アルミン「あれ?ベルトルト?」
ベルトルト「!?」
ベルトルト「な、なんだアルミンか…」
アルミン「どうしたのベルトルト!顔が青いよ!何かあったの?」
ベルトルト「う…うわあああ…アルミーン…クリスタがクリスタがぁっ…」
アルミン「ベ、ベルトルト!?クリスタがどうしたの?」
ベルトルト「クリスタが怖くなってるんだ…」グスッ
ベルトルト「カクカクシカジカサシャパンウマウマ」
アルミン「そんなことが…でもそこでベルトルトはクリスタの頼みを聞いてあげればよかったんじゃない?」ニコッ
ベルトルト「え、アルミン…?」
アルミン「だってそうしたらクリスタの性格が変わった理由がわかったかもしれないだろ?」
アルミン「全く…そんなこともわからないのか…これだから凡人は…」ハァ…
ベルトルト「ア、アルミンさん?」
ベルトルト(なんだなんだなんだ?アルミンも様子がおかしいぞ…普段はこんな口調じゃないはず…てかまず凡人なんて単語使わないはず…)
アルミン「とにかくベルトルト戻ってクリスタの手伝いをしてきてよ。そうしないとクリスタを治そうにも治せないよ」
ベルトルト(えぇーなにこのアルミン。自分で行ってくればいいじゃないか…)
アルミン「ふーん…僕が行ってくればいいのにみたいな顔してるね…」ジーッ
ベルトルト「なっ!?そ、そんなこと思ってるわけないだろ?」アセアセ
ベルトルト(心読めんのかよ!!!いくら頭いいからってそりゃないだろ!!!せこいぞ!!!おい!!!)
アルミン「まぁいいや。ちょうど暇だったし凡人のために僕の知力を使ってあげるよ」フゥ…
ベルトルト「」
ベルトルト(上からアルミン…)
ベルトルト「そ、そっか!でも気をつけてねアルミン!」
アルミン「は…?僕がたかが女子に遅れを取るって言いたいのかい…?」
アルミン「僕のこの頭脳を持ってすればどんなものにも勝てるんだよ凡愚め」
ベルトルト(おーっと何が起きてるんだ?アルミンじゃないぞこれはー)
ベルトルト「そういうわけじゃないよ!と、とにかく頑張ってね!」
~女子トイレ前~
アルミン「さて、クリスタはどこにいるんだ?」
ボソボソゴニョゴニョ
アルミン「ん?あっちか?」
ユミル「はぁ…はぁ……クリスタ…まだか…?」
クリスタ「うーん、だいぶキレイになったしいっかー」クスクス
クリスタ「お疲れ様ユミル!」
ユミル「クリスタ…なんで私がこんなことしなくちゃいけなかったんだ…?」
クリスタ「だってユミルは私のこと好きなんでしょ?だったら私が使うトイレをキレイにするのは当然じゃない」ニコッ
ユミル(今日のクリスタはなんなんだ…Sに目覚めたのか…?嫌だ…!私は天使なクリスタが好きなんだ!!!)
ユミル「クリスタ…私は疲れたし部屋に帰るよ…」
クリスタ「そっかぁ。わかったわユミル!またあとでね!」バイバイ
ユミル「あぁ…じゃあな…」
アンナノクリスタジャナイチガウチガウチガウ
アルミン「クリスタ」
クリスタ「わあっ!びっくりしたぁ…どうしたのアルミン?」
アルミン「クリスタの様子がおかしいって聞いてね。探してたんだ」
アルミン(たしかにさっきのユミルに対する態度はいつもと違ったな)
クリスタ「私が?私はいつも通りだよ?」
アルミン「いや、君は人にトイレ掃除を強要するような人じゃなかったはずだよ。しかも口でだなんて。」
クリスタ「だって今日はなんだか人を虐めたい気分なの!」クスクス
アルミン「…」
クリスタ「アルミン?もしかして私に虐めて欲しい?」クスクス
アルミン「馬鹿なこと言わないでくれよクリスタ。実は僕もクリスタと同じ気分なんだ。」
クリスタ「それって人を虐めたいってこと?」
アルミン「そうだよ。僕のこの頭脳を使ってね。」フフフ
クリスタ「じゃあ一緒にしよう!」エヘヘ
ベルトルト(こっそりついて来たけど…これは大事だぞ…)ガクブル
ベルトルト(早く部屋へ…!)
~現在 男子寮~
ベルトルト「ていうことがあったんだ!!!」
ライナー「」
ベルトルト「ライナー?」
ライナー「ソンナバカナオレノテンシガソンナコトアリエナイ」
ベルトルト「あ、これ壊れちゃった感じ?」
ベルトルト「ライナーしっかりしてよ!」
ライナー「はっ…!わ、悪りい…混乱しちまった…」
ライナー「とにかく女神と天使を元に戻すぞ!」
ベルトルト「でもどうやって?」
ライナー「うっ…それは…」
ベルトルト「それにアルミンがいるんだよ?」
ライナー「たしかにな…アルミンが作戦をたててクリスタが実行すれば…」
ベルトルト「…終わるね」
ライナー「待てよ…性格が変わるのはなにか強い衝撃が起きたときってことをいつか聞いたことがある…」
ライナー「そして治すのもまた強い衝撃を与えればいいとも…」
ベルトルト「ライナーまさかアルミンとクリスタを殴るつもりなのか?僕は反対だよ!性格が変わってても見た目はいつも通りなんだし…」
ライナー「でもなベルトルト。もうこれしかクリスタとアルミンを女神と天使に戻す方法が思いつかない」
アルミン「その必要はないぞ凡愚共」
ベルトルト・ライナー「!?」
クリスタ「そうだよ?私達は普通なんだし」クスクス
アルミン(いくら凡愚といえども僕達が変わったことに気付いてるこの二人は放っておけないな…)ボソボソ
クリスタ(そうだね…)ボソボソ
アルミン・クリスタ「君達には口止めしておかないとな(ね)…」
ベルトルト・ライナー「うわあああああああああああかああああっ」
この日二人はウォール・マリア崩壊より恐ろしい思いをしたという…
ハンジ「あっれー?偶然できた性格反転薬がなくなってるー。誰か持ってったのかな?」
ハンジ「ま、いっか」アハハ
~終わり~
※最後二人に何が行われたかは想像にお任せします