フランスに行くことが多いと向こうでのお食事も楽しみで

もちろんワインも。

アカデミーデュヴァンに行ってワインの勉強したり

チーズの講習なんかにも行って試験受けたり

忙しい時もなんだか色々やってました。

日本酒の利き酒師のディプロマまでとりました。

あまり役立たってないです。

美味しいアップ美味しいアップで終わってます笑

 

 

先日ニュースにもなりましたが

パリのレストランでミシュランの三つ星を

日本人シェフの小林圭さんが取ったことは

遂に来たか、と思わずにはいられませんでしたね。

嬉しかったドキドキ

 

 

その時私は思い出しました。

 

辻静雄さんです。

 

知る人ぞ知る日本におけるガストロミー界の巨匠で

辻調理師専門学校の創設者でもあります。

 

1933年2月13日 東京生まれ

早稲田の仏文科卒からの新聞記者からの料理人への道。

奥様のご実家が大阪で日本料理をされていたそうです。

 

アメリカ経由からのフランスでの料理留学。

 

そしてフランスより外国人としては初めてのMFOを授与、

その後もシュバリエ章 オフィシエ章を授与されました。

 

辻静雄氏の日本におけるフランス料理界への功績は

一言では言い表せないものです。

 

見た目もダンディーで超イケメンですがビックリマーク

 

あの時代に本場フランスで学び

日本でのフランス料理を認められたと言う凄さ。

フランス料理の域を超え

日仏間の交流にも大きな影響力があったと思います。

 

辻静雄氏のあらゆる面でのセンスの良さ、スマートさとこだわり、

そして真のガストロノームがなした快挙としか思えません。

 

ポールボキューズ、ベルナールロワゾー、ジャントロワグロなど

多くのフランス人シェフを招聘して日本にいながらにして当時の一流のフランス料理と

その技術に触れる機会を作ったのも辻静雄氏でした。

 

元記者だけあって文才も素晴らしく多くの著書、

名言も残されています。

吉兆創業者の湯木貞一氏との共著もあり

今日深いです。読んでみたい。

 

「美味礼讃」直木賞作家、海老沢泰久著

辻静雄氏が主人公の小説です。

 

本当に残念な事に60歳と言う若さで亡くなられましたが

息子さんがその道を継承されています。(イケメンビックリマーク)

開高健(ダンディズムと言えば彼)、鹿島茂、玉村豊男…

辻静雄ライブラリーも読破したい。

 

 

 

私が愛するフランスのガトーは

 

「ガトー・マルジョレーヌ」

 

死ぬまで三つ星を守り続けた伝説のレストラン「ラ・ピラミッド」

シェフ、フェルナンポナン氏のスペシャリテ。

 

世界一美味しいデザートと呼ばれるお菓子です。

 

 

一度このレシピを忠実に再現したものを頂いたのですが

もう涙が出るほど美味しかったです。感動しました。

 

 

 

 

 

シェフにもお話を伺いましたがそれはそれは繊細で手間がかかるそう。

幸運でした。

 

 

私の普段の食事は粗食ですが

ここぞの時のお食事は楽しみで気合いが入ります。

最近は特にシェフの意図を感じながら一品一品いただいたり

スタッフから話を聞くのも楽しみです。

 

こんな時代に生まれて幸せ。

 

日本人シェフの料理はフレンチにしても丁寧ですし

和の心が入っている様に感じます。

控えめながらも引き立て合う、

調和の精神でしょうか。

 

 

星星星

 

 

最近頭を使わないのでまともな文章が書けてませんが

私は十分書きましたので疲れました笑

 

でもこう言う掘り下げは好きなので書きながら

読みたい本も思い出したし良かったドキドキ

 

自己満足的な記事で

読み進めて頂いた方にはどうも有難うございました。

 

 

今日は故辻静雄氏のお誕生日でした。

食文化への感謝とオマージュを込めて書いてみました。

 

 

追伸

(私は全く料理界ではありません、ただの素人食いしん坊のツンデレです)笑