脳の中身はパソコンと同じ!

 

人間の脳には、コンピュータ10万台以上を

優に超える能力があると言われる。

 

10万台のコンピュータを横に連結すれば

莫大な長さになるが、私達の小さな頭蓋には

それに匹敵するキャパシティを持った

スーパーコンピューターが納まっている。

 

大切な事は、このスパーコンピュータが全ての人に、

例外なく備わっていることだ。

 

ときには故障もあるけれど、

脳というスーパーコンピューターの能力には、

それほど大きな個人差があるわけではない。

 

ところが実際は、

人によって発揮できる能力がまるで違う。

 

いかんなく能力を発揮し、

夢や願望を着実に実現していく人間もいれば、

必死で努力しているのに、

一向に芽が出ず、成功できない人間もいる。

 

かと思うと、努力したくてもその努力ができずに、

せっかくの能力を埋もれさせてしまう人間もいる。

 

この差は、脳の出来の違い、

ハード的な能力の差ではない。

 

スーパーコンピュータが実行しているソフトの違いである。

 

成功する人間の脳には

「成功する為のソフト」が入っているから、

イヤでも成功してしまう

 

凡人の脳には「成功できないソフト」

「失敗する為のソフト」が入っているから、

どんなに成功したくても成功できない

 

世間には成功者の体験談を聞いたり、

成功哲学の講演会に出たり、

成功の為のマニュアル本なども一生懸命に読んで、

何とかして成功する人間になりたいと努力する人がいる。

 

しかしそれで成功できるのは、

もともと脳に「成功のソフト」が入っていた人だけだ。

 

そういう人間は、成功者の体験談や成功哲学、

成功のマニュアル本から何かを掴み取り、

より大きな成功を手にする為の戦略、

戦術を自分のものにしてしまう。

 

しかし、脳に「失敗のソフト」が入っている人間は、

成功の話などいくら聞いても机上の空論でしかない。

 

いい話を聞いた。ということで終わってしまう。

ときには成功者の戦術だけをマネ、

かえって失敗を招くことになりかねない。

 

なぜなら「成功者のソフト」がインストールされた脳は、

どんなジャンルでもその人を成功させずにはおかないし、

「失敗のソフト」であれば、

本人が努力しているかどうかなどには一切おかまいなく、

なにがなんでも失敗させることになる。

 

それでは、「成功のソフト」とは何なのか。

「失敗のソフト」が入っている脳とは、どのような脳なのか。

「快」と感じるか「不快」と感じるか、

「好き」と感じるか「嫌い」と感じるか、

それによって脳全体の働きが、まるで違ったものになる。

 

天才と凡人の違いは、

どれだけ好きになったのかの違いだ。

 

有名な西田文郎さんの「No1理論」(現代書林)で、

ある一つの実験を紹介されていた。

 

サルの扁桃核が食べ物の

「おいしい」「まずい」に反応し、

「おいしい=快」「まずい=不快」が

扁桃核の細胞に入力され、

そこに記憶される事を確しかめた実験だ。

 

しかもそのデータは一度記憶されてしまうと、

永久に変わらないという種類のものではなかった。

 

新しいデータによって、

いくらでも書き換える事が可能なのである。

 

たとえば、それまで大好きだったスイカでも、

香辛料をたっぷり塗った、激辛スイカを一度与えられると、

サルの扁桃核はそれを記憶し、

「スイカ→辛い」が条件付けられる。

 

サルはスイカを見ても、美味しさを予知できなくなり、

辛さを予知して嫌うようになる。

 

もしかしたら本当は美味しいかもしれないのに、

二度と食べなくなるのだ。

 

反対に甘いスイカを食べれば、

「スイカ→甘い」が条件付けられ、

スイカが大好きなサルになってしまう。

 

こうした記憶データの書き換えが、

扁桃核の細胞レベルで行われえることが明らかになっている。

 

著書があんなに避けていたミーコが

私を大好きになったときも、

ミーコの扁桃核では記憶データの書き換えが行われ、

条件付けの変化が起きたに違いない。

 

たった半年で、川波由利さんが大きく飛躍し、

トーナメント出場を勝ち取った時に起きたのも、

扁桃核の条件づけの変化だった。

 

扁桃核が「快」に変わり、予感・予知が変わり、

ツキのなかった脳がツキのある脳にかわり、

一気にツキの波に乗ったのでる。

仕事を好きになろう、好きになろうと努力すると、

どんどん仕事が嫌いになる

美人と一緒に仕事するだけで、仕事が好きになる。

 

パブロフの「条件反射」の応用である。

 

パブロフは、イヌにエサを与える前に

必ずベルを鳴らすようにした。

エサを見ると、イヌは唾液をたらす。

しかし食事の前にベルを聞かせたパブロフのイヌは、

エサがなくても、

ベルが鳴っただけで唾液を流すようになった。

 

つまりこういうことだ。「エサ→唾液分泌」

という通常の流れを、「ベル→エサ→唾液」という

流れに置き換えると、

ベルの音がエサをもらえる条件づけとなり、

この条件が与えられるだけで、

もう唾棄を分泌するようになる。

 

「ベル→唾液」という、

それまでなかった新しい流れが

脳に生まれるのである。

 

病気や貧乏、人間関係のトラブルで

苦しんできた人が、

なぜ教祖の顔を見ただけで

幸福を感じる体質になるのか。

 

苦しみに耐え切れなくなった時

(宗教団体の門を叩くのは、

たいてい苦しみのストレスに

押しつぶされそうになった時ときと決まっているがー)、

いかにも怖そうな教祖が、

顔に似合わない慈愛溢れる声で、

「苦しかっただろう、でももう大丈夫。

私が命に代えても救ってあげるから」

というのを聞いたりすれば、

とたん脳が快になってしまう。

 

マインドコントロールの中には、

そういう状況を人口的に作る方法もある。

 

大勢が一人を取り囲み、

徹底的に責めて責めまくる。

二度と立ち直れないほど責め抜いて

「俺はもうダメだ。生きている価値も無い人間だ」と

絶望しかけた時、

「いや、わしだけはあんたの素晴らしさがわかる」と、

それまで沈黙を守っていた教祖に言われたなら、

人の脳はほとんど100%快に転換してしまうのだ。

 

教祖の為なら、命も惜しくない、

殺人でも平気でする人間ができ上がる。

 

そんなふうに人間が簡単に

変わってしまうということが、なぜ起こるのか。

 

じつは私達の脳には、

快と不快を切り替えるポイントが存在する。

 

人間を含めた動物の脳には、本能や感情、

記憶ととりわけ深く関係している

大脳辺縁系という脳があるが、

その中の「扁桃核」という、

小さな組織にそのポイントがある。

私がミーコの脳を変えたときも、

カルトの教祖がマインドコントロールで

信者の脳を変えるときも、

ターゲットになっているのが扁桃核である。

嫌いなものが多く、

いつも不機嫌な脳ほどツイていない

機嫌のいい脳はツイている

 

仕事の出来ない人間は、間違いなく仕事が嫌いだ。

仕事が苦しくて仕方ない。

 

女性にモテない人間は女性と付き合うことが苦手だ。

 

同様にお金の貯まらない人間は、

100%確実にお金を稼ぐことが嫌いである。

 

お金を稼ぐことは難しく、苦しい事だと思い、

お金を稼ぐことに対して脳が不快になっている。

 

以前書いた、猫のミーコの脳も、

最初は私に対して不快になっていた。

 

だから私に近づく事で起こる不快な出来事を予知し、

絶対に私に近づこうとしなかった。

 

私は煮干を与えることで、

私に対するミーコの脳を不快から快にチェンジした。

 

「この人はネコ嫌いだから、

そばに行ったら何をされるかわからない」

というミーコの不快な予感を、

「この人のそばに行けば、食欲が満たされる。

やさしくしてもらえる。可愛がってもらえる。」

という、楽しい予感に変えたのである。

 

ほとんどの人は、口ではいいことを発してるが、

その裏側では本音をつぶやいてるので・・・

ツキが悪いのだ!

 

これは間違いない!

脳が感じる快と不快!

 

とある脳科学者の話・・・

 

私は結婚するまでは大の猫嫌いだった。

ところが、妻と一緒に

猫のミーコが我が家に入り込んできた。

 

動物は大脳皮質という理屈の脳が小さい分だけ、

人間よりも優れた予知能力を備えている。

 

私の猫嫌いを敏感に察し、

ミーコは絶対に私に近づいてこなかった。

 

ネコ嫌いな人間に近づいたら

何をされるかわからないという。

自己防衛本能が働くからだ。

 

同じ屋根の下にいながら、

これでは何かと都合が悪い。

 

そこで、ミーコの脳を、

私に都合よく変えることを試みた。

私のことを大好きにさせようと思ったのである。

 

他人が脳のあり方を変えるのだから、

ネコとはいえ、立派なマインドコントロールである。

 

しかし、ネコ相手では、

「ハルマゲドンが起きても、お前が助かる方法を教えよう」

などといっても仕方ない。

 

それでどうしたかというと、

まず私のほうからミーコを好きになった。

 

具体的に言うとミーコのエサをあげることにしたのだ。

何だか卑怯な気がしないでもない。

 

しかし効果のほどはテキメンで、

あれほど私の事を忌み嫌っていたミーコが、

次第になつき、やがて夜は私のフトンに入り込み、

一緒に仲良く寝るようになった。

 

「なんだ、そんなことか」と思わないでほしい。

ツキを変える秘訣がそこにある。