- 評価 ☆☆ (二つ星)
第一章 未来は少年に遡る
吃音少年たち―コトバのイニシエーション
黒板劇場の観察日記―大人の社会・子どもの世界
カラダの内・外を出入りするもの
ひとり遊びが基本です
東洋一美しい身体の秘密
有刺鉄線の向こう側
カラダはどこまでか―見る・見られる関係
なぜ裸になるのか―ひとつひとつの「WHY?」
たくさんの「私」―コトバの内側に入る
ぜんぶ人の真似しちゃえ―世界と自分のあいだ
「型」の奥には「超型」がある
デフォルトが生まれる瞬間―「場所」の皮をむく
コラボレーション―装置とやるのはつまらない
世界の裂け目で共振する―身体記憶と物語
第二章 疾風。恋、恋、恋学
器量と器用―メトードにならないもの
声とフリ―コトバの意識を加速させる方法
香ばしい失望と狂気の淵
身体気象とは何か―呼吸と脱皮
眼の話―見る・見せる/伏せる・開ける
ワークショップ原論―遊塾と舞塾
家族と国家と自由とタブー
恋はズレるからいい―恋愛以上・美学未満
男が男に惚れるとき
恋愛と面影―生命はOFFらない
母なる土方巽―「病める舞姫」は生きている
恥ずかしいこと・みっともないこと
時分の花を振り付ける
アニマとアニムス―〝先っぽ〟と〝内奥〟の表現力
神も仏も踊っていた
第三章 稽古の作法―ワークショップ虎の巻
舞踊の資源―「生きる」とは何か
生命の好奇心に学ぶ―イメージワークの方法
芸能民のルーツと農事
大向こうより公私混同
礼を尽くして学ぶ―類似の発見を研ぎ澄ます
動きの解体・思考の解体―速度を選択する
もの真似エクササイズ―言い換え・入れ替え
主題から方法へ―存在から存在学へ
大事なことは遅らせる―取りに行く「機」、迎えに来る「機」
役者の仕事―踊りと演技の紙一重
カメラの速度と意識の速度―見えないものを撮る
映画のマジック―セリフをもったカラダ
表現コストは高いほうがいい―ネコが必要になるわけ
ワークショップの極意―本気の制約
コトバとカラダの編集バイエル―実況中継/読書術/もしもし、はいはい
究極の夢―痛みと未完成を引き受ける