『生き方』(稲盛和夫) | 読書ン!大魔王

読書ン!大魔王

ハ ハ 読書ン!
くしゃみひとつで 呼ばれたからは
それがわたしの ご主人さまよ〜
ハ ハ 読書ン!大魔王

評価 ☆☆☆ (三ツ星クラッカー



プロローグ
混迷の時代だからこそ「生き方」を問い直す
魂を磨いていくことが、この世を生きる意味
単純な原理原則が揺るぎない指針となる
人生の真理は懸命に働くことで体得できる
「考え方」を変えれば人生は一八〇度変わる
心にが描いたものが実現するという宇宙の法則
人類に叡智をもたらしつづける「知恵の蔵」がある
自己を厳しく律しつづける「王道」の生き方をせよ


第❶章 思いを実現させる
求めたものだけが手に入るという人生の法則
寝ても覚めても強烈に思いつづけることが大切
現実になる姿が「カラーで」見えているか
すみずみまでイメージできれば実現できる
細心の計画と準備なくして成功はありえない
病気になっても学ばされた心の大原則
運命は自分の心次第という心理に気づく
あきらめずにやり通せば成功しかありえない
努力を積み重ねれば平凡は非凡に変わる
毎日の創意工夫が大きな飛躍を生み出す
現場に宿る「神の声」が聞こえているか
つねに「有意注意」の人生を心がけよ
あふれるほどの夢を描け、人生は大飛躍する


第❷章 原理原則から考える
人生も経営も原理原則はシンプルがいい
迷ったときの道しるべとなる「生きた哲学」
世の風潮に惑わされず、原理原則を死守できるか
知っているだけではダメ、貫いてこそ意味がある
考え方のベクトルが人生すべての方向を決める
自分の人生ドラマをどうプロデュースするか
現場で汗をかかないと何事も身につかない
ただいま、このときを必死懸命に生きる
「好き」であればこそ「燃える」人間になれる
自分に打ち勝ち前に進め、人生は大きく変わる
複雑な問題も解きほぐせばクリアに見えてくる
国際問題、国家間の摩擦も単純に発想してみる
外交との交渉は常識より「リーズナブル」


第❸章 心を磨き、高める
日本人はなぜその「美しい心」を失ってしまったか
リーダーには才よりも徳が求められる
つねに内省せよ、人格を磨くために必要な「六つの精進」
幼い心に感謝の思いを植えつけた「隠れ念仏」
どんなときも「ありがとう」といえる準備をしておく
うれしいときは喜べ、素直な心が何よりも大切
トルストイも感嘆した仏教説話が描く人間の欲深さ
人を惑わせる「三毒」をいかに断ち切るか
「正剣」を抜いたら成功、「邪剣」を抜いたら墓穴を掘る
働く喜びは、この世に生きる最上の喜び
お釈迦さまが説く「六波羅蜜」を心に刻め
日々の労働によって心は磨かれる
労働の意義、勤勉の誇りを取り戻そう


第❹章 利他の心で生きる
托鉢の行をして出会った人の心のあたたかさ
心の持ち方ひとつで地獄は極楽にもなる
「他を利する」ところにビジネスの原点がある
利他に徹すれば物事を見る視野も広がる
毎夜自らの心に問いかけた新規事業参入の動機
世のため人のためなら、すすんで損をしてみる
事業の利益は預かりもの、社会貢献に使え
日本よ「、「富国有徳」を国是とせよ
このまっとうな「美徳」を忘れてしまっていないか
いまこそ道徳に基づいた人格教育へとシフトせよ
同じ歴史をくり返すな、新しい日本を築け
自然の理に学ぶ「足るを知る」とういう生き方
人類が目覚めたとき「利他」の文明が花開く


第❺章 宇宙の流れと調和する
人生をつかさどる見えざる大きな二つの力
因果応報の法則を知れば運命も変えられる
結果を焦るな、因果の帳尻はきちんと合う
森羅万象を絶え間なく成長させる宇宙の流れ
偉大な力がすべてに生命を吹き込んでいる
私はなぜ仏門に入ることを決意したか
不完全でもいい、精進を重ねることこそが尊い
心の中心に真理とつながる美しい「核」がある
災難にあったら「業」が消えたと喜びなさい
悟りを求めるより、理性と良心を使って心を磨け
どんなちっぽけなものにも役割が与えられている
人のあるべき「生き方」をめざせ、明るい未来はそこにある