週も半ばとなった。

依然彼女の残像はそこらかしこに居る。

あるはずの無い車を探している。

居るはずの無いフロアで探している。


…久々に重症だな。

若い頃はもうちょっと気楽にいけてた気がするのに…


毎日最後のシーンが脳裏でリプレイされる。


ふざけながらも

 「もう俺のものだから、誰にも渡さないよん」

 「うん。」

なんて言いながら過ごした日々が懐かしくも悔しくもある…


俺は本気で「これから」を思い浮かべ、来月に向けて色々考えていた。

サプライズな企画からまったりなものまでお盆を利用して詰めていこうとしてた。

密かにテンションを上げてこうとした矢先の出来事。

全てはこれからって時に突然の宣告…

計画は全て無に帰す…

残ったのはやりきれないもどかしさと抜け殻な俺。


周りからは、今の俺は哀愁漂う単なるオヤジにしか見えてないだろう。

職場の中での談話でも笑えてない気がする…

何となく人との関わり合いにも冷めた感じで接しているのかもしれない。

無理矢理テンション上げようとして、その直後に急に冷めたり…

完全に情緒不安定だな。


喫煙室でも周りから話されない限り、話はしたくない。

自分から話そうとすると、急にブルーな気分になってしまう。

何となく話を聞き、何となく返す…

普段どおりかも知れないが、そこには”俺”は存在していないような気がする。


きっと本当の”俺”はどこかに行っているのだろう。

ソイツが帰ってこない限り”俺”は”俺”ではなく、単なる抜け殻でしかないのだろう…


クソ暑い日が続いてる中、本当の”俺”は何処に行ってるのだろう…

きっと暑さを避けて、避暑地辺りにでも居るのかな?

…だったら、抜け殻も連れてけよ。


早めに帰ってきてよ…

本当の”俺”…


マジで夏が終わっちまう前に…

抜け殻のまま秋は迎えたくないよ…


失恋3日目…


気だるい朝はいつもと同じ。

日中は予定外の仕事にてんやわんやしてた。


…が、そんなバタバタしてる最中に後輩から俺の同期の結婚祝いをやるとのことで連絡が来る…

「○○さんの結婚祝いやるんで、彼女さんにも連絡しといてください」


うは~マジ凹むわ…

彼女と同期な後輩だし一緒に飲んだりしてたから、余計にフィードバックしてくる…

今日は沈んだ感じが薄れてたのに…


一気に超ブルーな気分になる…


ちょっと後輩に怒ってみる。

…案の定バツが悪そうな返事が返ってきた。

ちょっと後悔…

悪いことしちゃったな…


…結局仕事に追われながらも彼女のことを思い出してしまってた…


残業中無性にコーラが飲みたくなり、自販機へ行った。

普段は何にも感じないはずなのに、

「彼女はペプシの方が好きだったな…」

なんて他愛も無いことを思い出してしまった…


仕事帰りにコンビニによる。

「今はミッフィーグッズなんだ…彼女はリラックマ好きで散々モノ買わされたな…」

なんてまたもや思い出す…


結局この街に居る限り、何処に行っても彼女の残像が残ってしまっているのだろう…

まして、3月までは同じ建物の中で仕事してたから、普段からそこらじゅうに彼女の残像が歩いて見える…


…早く転勤してぇ~よぉ~

が、県内のほとんどの場所を彼女と回ってしまってるもんだから、今は何処行っても変わらないのかもしれない…


彼女を忘れたい訳でも無いし、嫌いになった訳でも無いので余計にタチが悪い…

振られ方も釈然としないしなぁ…

「嫌いになった」とか「他に好きな人が出来た」とかの方が楽だったのに…


…はぁ。

この気持ちは何時になったら薄れ行くのだろうか…

きっと1ヶ月や2ヶ月そこらじゃ変わらないんだろうな…

新しく何かやってみたい気持ちはあるけど、そんな余裕が出てこないしな…


とにかく今は凹み度MAXで日々を過ごさなければならないのだろう…

そしてこの未練がましいブログは何時まで続けなければならないのだろうか?

…かなり哀しくなってきた。

虚しい自分に哀れみを覚えたりした…


ダセェな俺…

失恋2日目…


朝から昨日のことを思い出して泣きそうになる…

仕事中もタバコを吸う度に彼女と過ごした日々を思い出していた…


色々思い返してみた…


離れてからお互いを行き来していたが、先月からほぼ毎週末彼女の所に行ってた…

2週続けて彼女の住まいの近くで花火大会があったのもあったのだが…

そういえばこの頃から彼女に異変があったのかもしれない…


ワンパターンに行動する俺に、臨機応変が好きな彼女が嫌気がさしていたのかもしれない…

一緒に居る時間を色々と違う角度で接することが出来ればよかったが、性格上俺には出来なかった…

決まったルートの行き来。

彼女のホームタウンを色々探索してはいたものの、結局は自分で探索するのではなく、彼女の希望や思いつきに頼りっぱなしだった。


自分で行動に移らない俺。

彼女は付き合う前に「グイグイ引っ張ってくれる人がいいな」と言っていた。

そのタイプではない俺。

そうしようと思っても変に相手の顔色を伺う…

自分を押し殺して、彼女に嫌われないようにご機嫌取りみたいになっていたのだろう…


今思えば、俺のこんなトコを好きになるヤツなんて居る訳無い。

俺が女でも嫌だし…

自分が楽なコトに終始していたのだろう。

彼女が疲れているとも知らずに…


俺は彼女と一緒に居られるだけで幸せだった。

特段話さなくてもよかった。

二人一緒に寄り添っているだけで幸せだった。


彼女は違っていた。

一緒に行動し、いろんな話をしたかっただろう。

今見たものへの感想、おいしいケーキ屋の探索、観光スポットの探索、面白い話、悲しい話、情け無い話…

無論俺だって色々話合いたかった。

ただ、お互いが普段は『聞き役』なため、話の進行役が居ないとなかなか話が弾まない感じだった…


結局俺の知らない「彼女」は沢山居ただろうにほとんど会う事が出来なかった…

「彼女が知らない俺」はそれほど居なかっただろうから逆につまんなかったかもしれないけど…


別れてからほとんど時間が経っていないのに、妙に今までが随分前のことのように思えてきた…

「あの時ああすれば」とか「あんな話しとけば」なんてことがどんどん出てくる…


たとえ今この瞬間に、どんなにすばらしい女性が現れても俺は見向きもしないだろう…

『抜け殻』になっちまってる俺にそんな女性は見向きもしないだろうし…


終わってしまったものに縋るのは良くないのかもしれないけど、暫く引きずることになるだろう…



…が、ハッキリ言って失恋の自覚は薄い。(かなり凹んでるのはあるけど…)

ひょっとしたら彼女の気が変わるかも知れないし、ヨリを戻せるなんて淡い期待も正直持っている。

彼女の今後の幸せなんて考える余裕も無いし、それなら俺が…ってのもある…

実は彼女からまたメールが来るかもなんて今日も待ってたしね…

俺は女々しい男だよ…

口ではカッコいい事並べてるけどね…



しかし、お盆休暇を今週末からガッチリ取ってしまった俺はこれからどうするのだろう…

多分何にもしないで終わることになるだろうけど…


これからも思いつきで色々書き綴ることになるだろう…


ある時は小説のように…

ある時は喜劇のように…

ある時は本能のままに…


いろんな『自分』が出てきそうだ…