週も半ばとなった。
依然彼女の残像はそこらかしこに居る。
あるはずの無い車を探している。
居るはずの無いフロアで探している。
…久々に重症だな。
若い頃はもうちょっと気楽にいけてた気がするのに…
毎日最後のシーンが脳裏でリプレイされる。
ふざけながらも
「もう俺のものだから、誰にも渡さないよん」
「うん。」
なんて言いながら過ごした日々が懐かしくも悔しくもある…
俺は本気で「これから」を思い浮かべ、来月に向けて色々考えていた。
サプライズな企画からまったりなものまでお盆を利用して詰めていこうとしてた。
密かにテンションを上げてこうとした矢先の出来事。
全てはこれからって時に突然の宣告…
計画は全て無に帰す…
残ったのはやりきれないもどかしさと抜け殻な俺。
周りからは、今の俺は哀愁漂う単なるオヤジにしか見えてないだろう。
職場の中での談話でも笑えてない気がする…
何となく人との関わり合いにも冷めた感じで接しているのかもしれない。
無理矢理テンション上げようとして、その直後に急に冷めたり…
完全に情緒不安定だな。
喫煙室でも周りから話されない限り、話はしたくない。
自分から話そうとすると、急にブルーな気分になってしまう。
何となく話を聞き、何となく返す…
普段どおりかも知れないが、そこには”俺”は存在していないような気がする。
きっと本当の”俺”はどこかに行っているのだろう。
ソイツが帰ってこない限り”俺”は”俺”ではなく、単なる抜け殻でしかないのだろう…
クソ暑い日が続いてる中、本当の”俺”は何処に行ってるのだろう…
きっと暑さを避けて、避暑地辺りにでも居るのかな?
…だったら、抜け殻も連れてけよ。
早めに帰ってきてよ…
本当の”俺”…
マジで夏が終わっちまう前に…
抜け殻のまま秋は迎えたくないよ…