あなたにとって、あなたをいつも怒らせたり、悲しませたり、落胆させる言葉を発する、又は行動をする人は誰ですか
これが学校の人、職場の人など、いわゆる他人である場合は、まぁまぁ自分が傷つかずに対処できたりするのですが、この誰かが家族、身内である場合、状況によっては、相手も自分もボロボロに傷つく場合があります
それが父だと長く思っていた私ですが、相手が例の個性とともに生きている人の場合、実はそうでもないのだと悟った、母の逝去からの約4年間
もちろん親しい人に限らず、目の前にいる人に対してのリスペクトと思いやりは必要で、それを大切にしている私としては、父と向き合う時も、一応がんばってはいます。そう、がんばらんとアカンのです
それはなぜか…父と私に限らず、家族、身内、親しい間柄の人との間には「歴史」というものがあるからです。「歴史」はすぐに忘れたり、改訂(特に改良)することが難しく、今の自分の幸福度によって、認識が様々に変化します
同じ「歴史」があり、同じ経験・体験をしてきていても、その捉え方は人によってまったく違うということですそしてそれが私達の感情に大きく影響し、すべてのアウトプットとなる
感情のコントロールをする上で重要なことは、
・あなたはどうしたくて、どうなりたいのか
・どうなっていれば幸せなのか
・どんな言葉をかけられ、どんな態度をとってほしいのか
・それにどう対応している自分が幸せなのか
を想像してみる。できればヴィジュアルで...
そして、その時の自分が口にしていると思われる言葉を呟いてみる。
私はこれをひたすらにやってきました。今もやっていますよ
でもね、ひとり言でもなかなか言えなかったんです。もちろん頭では分かっているんですよ、母亡き後、仲良く支え合う父と一人娘というのが、多分幸せな姿なのだろうとね。でもね、自分に嘘がつけない性分であるのと、やっぱり思い出すんですよね、あの時、あんなことを言われた...こんなことを言われた...
それがフラッシュバックしてしまうのですが、多分、私の脳内では、それが実際の体験より悪化した状態になって再生されていると思われますそれが脳の仕組みですからね。よき思い出はより美化され、悪い思い出はより悪化していく。
そんな私がどうしたか嘘をつくのは嫌なので、演技をすることに決めたのです自分の正直な感情それはそれとして置いといて、感情を込めず、無理やり口角を上げて、まずはロボットのような感じで(笑)「じいじ、ありがとう」から始めましたもちろん本人にも言いますが、一人になった時でも、空を見上げて言ったりしてたなぁ~
でもその後にこう言うわけです。「でも嫌いよね~~~」ってね(笑)
そして腹が立つことがあったり、ケンカをしたりすると、「じいじ、ありがとう」は絶対言いたくないので、その代わりに父に対する文句を一人で延々と言う、又は愛用している”ネガティブノート”にボロクソに悪口を書くそうやって、決して感情は押し込めずに外に出すようにしてきました。
そうしているとね、「もう、じいじには私しかおらんのやから...しゃーないか、なっ、○ソじじい」と言って笑えるようになってきたんです(笑)
これまでは腹が立って腹が立って、一人で泣いて、叫んで、物に当たって、怒りで眠れない日が続くこともありましたそれが「なんとかなる」と、笑い飛ばせるようになってきた胃がジクジク痛むことも、頭が割れるような頭痛も、血圧が不安定になることもなくなってきました。
これを継続して早2年ですかね脳内革命トレーナー(一般社団法人一華五葉)の資格を取ってから、自身も『脳内革命トレーニング』のメソッドを実践しながら、並行して『アカデミック心理学』の学びも継続中ということは、父と私の両者が被験者であるということなのです
さてさて、この父と娘の関係はどうなっていくのか(笑)
まだまだ実験は継続中です