高い確率でアスペルガー症候群とともに生きていると考えられる父を持ち、多分最愛の母はその晩年、カサンドラ症候群で苦しんでいたと思われ、母が亡くなる前の3年間は、ほぼ毎日その思いを聞かされ続けた娘が私ですパー

 

丸レッドカサンドラ症候群…アスペルガー症候群を持つパートナーあるいは家族と、適切な意思疎通や情緒的な相互関係が築けない心的ストレスから、不安障害や抑うつ状態といった症状が起きている状態を指す言葉。当人の苦しみがパートナーや周囲の人に理解されず孤立した状態に置かれることが、カサンドラ症候群の大きな原因であると考えられる。

 

母が亡くなって、もうすぐ3年半が経ちます。父との戦いはこのブログに綴っている通り継続中ですが、その間の”出逢い”と”学び”から自分なりの分析と考察を重ね、チャレンジ!チャレンジ!チャレンジ!からの玉砕、撃沈、敗北し唇を噛みしめ、そこから一握の悟りを得るということの繰り返し…なかなか忍耐力いりまっせダッシュ

 

しかしそんなこんなしてる間に、随分と父の扱いもうまくなり、冷静なリアクションもできるようになり、落としどころもそこそこ分かってきた一人娘ですが、スキルが上がることで、またそのレベルの悩みや苦しみが壁となって立ちはだかりますガーン

 

父は少しずつ変わってきています。

まさにHuman Revolution地球

私には言わないけれど、色々と我慢もしていると想像できます。でも身内に対して我慢などしなかった人ですからねぇ、これまで。身内は父にとって掃き溜めでしたから…ゲロー本当にすごい変化なのです。

 

もちろん、母も私も酷いことを言われ続けてきました。それが意図的であったこともあれば、なんの考えもなしであったこともあり。しかし、特に妻と娘に発する言葉に関しては、なんの気遣いも思いやりもなく、ただその時に思ったことを、そのまま歯に衣着せずに言う人。相手がどう思うかなんて、まったく考えないし、そのための想像力も持ち合わせていない脳みそだって「共感」に関与しているのは、内側前頭前野と言われていて、まぁASDの場合、そこら辺がうまく機能しないわけですからね~もやもや

 

口げんかだけではなく普通の会話の中でも、女子である母と私に絶対負けたくない、自分の方が強い!立場が上!ということを言いたい、思い知らせてやりたい人。そして母と私をこてんぱんにしたいとき父は、「おなご」という言葉を使う。

 

「おなごは子宮で物事を考えるからアカン」

「お前らおなごは、わしの稼いだ金を使いくさる」

なんと汚い言葉の羅列、育ちがバレる。娘として、本当に恥ずかしくて悲しい真顔でもね、開示すると決めたのですからね、みなまで言う言う(笑)口笛

 

この「おなご」という言葉は、一般的に「女性」を指す言葉ではありますが、「女中」という意味も含まれており、母と私にとっては父に言われていたことで、差別的で大嫌いな言葉になってしまいました。同じく「稼ぐ」という言葉もそうドクロ

 

でも、社会では本当に役に立ってきた人なんですわ筋肉私がよく言っていたのですが、社会人としては100点富士山父親としては0点…ブー

 

極端よね~~~(笑)

母が時々、人に言われるわけです下差し

 

「奥さまはお幸せですね。元気でおもしろくてご活躍のご主人で。お家でもやりやすいでしょキラキラ

「はい、どうもありがとうございます。」と言った後に、母はいつも、

「誰が…プンプン」と呟いていましたガーン

 

母の父に対する思いと、娘である私の思いはやはり違う。私は父とは血がつながっているわけで、腹が立っても、色々言われて悔しくても、やっぱり”パパ”であったわけです。でも母にとってはもともと他人ですから、この違いは大きいですよね。そしてこの問題は、どの家族にもあるタラー

 

結婚から約50年、父の社会的立場含む様々な状況から、母は愚痴や文句を言わずに生きてきました。しかし何かきっかけがあって耐えられなくなり、黙っていることをやめたと思われます。亡くなる前の3年間、私が50代になって間もなく母の怒涛の愚痴と文句が始まりました。あとできくと、親友のおばちゃんにもずっと聞いてもらっていたそうです。だからそのおばちゃんは、父のことが大嫌いですもん炎母を苦しめたということでね。

 

母は自分のことを『夫源病』だと言っていました。もちろん母も私も、父が高い確率でアスペルガー症候群と生きる人間だろうとは思いもよらず、なんなら私も、まだまだ発達障害についての知識が浅く、まさかいい大人で、こんなに世の中に発達障害を抱えて生きる人がいるとは思ってもみませんでしたから。

 

丸レッド夫源病…夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、溜まったストレスにより妻の心身に生じる様々な不定愁訴を主訴とする疾病概念で、医学的な病名ではない。類似の概念として、主人在宅ストレス症候群がある。夫の休日になると妻のメンタルストレスや体調が悪化する。熟年離婚の大きな原因とされ、増加傾向にあると報道された。

 

まさにカサンドラ症候群と重なるわけで、父が終の棲家となる現在の実家を購入し、父の会社と居宅が一体化したことで、母は逃げ場をなくしたわけです。流行りましたよね、この言葉右矢印『亭主元気で留守がいい』

 

これが『亭主超元気でいつも家にいる』な状況になってしまった…ギャ~~~魂

まさに母にとってこの家は、”HELL HOUSE”だったのです悲しい

 

でも皆さん、安心してくださいね、私は大丈夫ですから。今では私、メタ認知ができる人間になっていますからね(笑)超冷静サーチ

 

To be continued.鉛筆

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