コロナ以前の2020年、50代にして『アカデミック心理学』を通信教育課程で学ぶことを決断し入学、現在も継続中の大学生
時代によるところもあったでしょう…
国によるところもあったでしょう…
でも、父と向き合う中で疑いが確信に変わったのは、この学びのお陰
そして2020年の母の死を経て出逢った
ファッションの師匠政近準子先生
星とお金の師匠一華五葉さん
一華五葉さん考案の『稼ぐノート術』は、政近準子先生のスクールで同期生だった、パリ在住でパリプロジェクト主宰のメレ安芸ちゃん(稼ぐノート術公認講師)から学び、今に至ります
国際結婚、心理学、年齢も近いメレ安芸ちゃんに、親近感を感じずにはいられませんでしたクラスメイトとして彼女の人柄にふれ、講座を受講そこから“書く”が習慣となり、考案者である一華五葉さんとの出逢いに繋がります。
2021年のお二人のクリスマス対談から丸二年が経過し、ほんの少しですが、成長した私を認めてくださったのは、2019年に出逢い、私に『アカデミック心理学』の学びを勧め、弟子と認めてくださった心理カウンセラー(公認心理師)の古川としこ先生私の地元では絶大な信頼を得ている方です。
このように人に恵まれる私
もうこれは、両親含むご先祖さまに感謝しかないわけで、どれだけ父を憎んでいようと素直に感謝しています
今、私は、この師匠方との偶然とは到底思えない出逢いに感謝し、自身の成長を実感するとともに、実はとても大きな壁にぶつかっています
心理カウンセラー★プロコフィエフ渡辺直子として、『心理学』を自身の知識及びスキルとし仕事とプライベート、特に父への対応に活かすことができるようになりまして、まさに“メタ認知”ができる人に成長
父との喧嘩はほぼ無くなり、対話が必要な時には、きちんと向き合えるようになりました。その中でアメとムチ(笑)やさしさと冷酷さを使い分け、父に感謝しながらも決して許すことはなく、ちょいちょい父の心をナイフで突き刺しながら(笑)なかなかいい関係にこぎ着けたと自負しています
でもレベルが上がれば、又次のレベルで壁が立ちはだかるのが人生…ってことで、私は今、それと闘っているのです
もう父に対する怒りは随分無くなり、アスペルガー発言、アスペルガー行動が出ても動じなくなりました。父を幼児として扱うと決めてから、アカデミー助演女優賞をいただけるのではないかと思うほど、演技もうまくなりましたしね(笑)
でもね、それと同時に湧き上がる感情…
母はどれほどつらかったことか
毎日が地獄だっただろう
父との結婚を悔やんでいただろうな
という思い…これ、かなりキツい
でも、父のアスペルガー症候群を悟った頃のように「私が早くこれを知って伝えていれば、母はもっと楽に生きられただろうに…」という罪悪感はなくなりました。一時期は自分を責めて、泣きながら母に謝ったことも何度もありました。でも、もう自分を責めることはしなくなった。
これは母の人生
母が自分で選んだこと
母の人生は我慢の人生だった
でもそれを選んだのは母自身
私には関係ない…
そう思えるようになったんです
母はもう死んだから楽になったやろ…ともね
つめたいですよね(笑)
でもね、もうどーでもいいんです。
母は死んだから…
父と母を人としては尊敬しています。でもね、父と母のように、我慢の人生、根性の人生、人に尽くして自分は後回し、つらさと苦しさの先に幸せがある…なんて人生はまっぴらごめんですし、夫婦の姿としてはまったく理想ではないし、こんな夫婦にはなりたくない
そして父とは正反対の男性を選んだ自分
いつも私を見てくれて、やさしくて、レディーファーストは当り前一緒に趣味を共有でき、家事は分担、毎日のスキンシップは欠かさない
もちろん、ここに来るまでには色々ありましたよでもね、私はやさしい男性を選んで本当に良かったと思っています。
まさに反面教師、歴史を繰り返さなくて本当に良かった。これは私の思いの強さが、そうさせたのだと思います
ここからもう一段ステップアップしたい。母を思うがゆえの、突然湧き上がってくる父に対する強大な憎悪を、きちんと処理できる人になりたい。
私はいい娘になるつもりは毛頭ありません。父を許そうとも、好きになろうとも思わないし、父に好かれようとも思わない。そこはある意味、徹底しています(笑)
娘として、やれることをやるだけ…
そんな中、最近鼻につくのが、母との人生を美談にしようとする父…
実はこれも、アスペルガー症候群が関係しているのです。アスペルガー症候群含むASDは、簡単に言えば脳の前頭葉の機能障害です。前頭葉は、人間が人間らしく生きるための機能が備わっているところです。その中に「記憶」があります。父はそこがうまく働かない…それどころか、自分に都合よく過去の出来事の上書きをします
それはやっぱり許せない一人娘なのです
後編に続く。