私は小学生の頃にYMOやクイーン、デヴィッド・ボウイetc.を知ってしまい、少しずつロックミュージックや洋楽の方向に進んでいった女子ですので、人生でジャニーズの男性アイドルにハマったという経験はありませんが、私の世代にとって懐かしいジャニーズ事務所のタレントさんと言えば、小学校高学年では”たのきんトリオ”、その後に続く”シブがき隊”、”少年隊”という感じでしょうかね。そして衝撃的だったのは、ローラースケートをはいて、歌って踊る“光GENJI”の登場カラオケテレビでは毎週木曜日の夜、クラスのほぼ全員が『ザ・ベストテン』を見ているという時代でした。

 

そして、そこそこ大人になった頃、調べてみると1988年ですが、元フォーリーブスの北公次さんが書いた『光GENJIへ』が出版されます。ジャニーズ事務所の社長であるジャニー喜多川氏に関する衝撃の内容ということで、少しは騒がれた記憶はありますし、その存在は知っていましたが、社会現象になるほどの大ニュースにはなりませんでしたよね。今思えば、結局今回の外国人記者クラブでのカウアン岡本さんの記者会見と同じように、大きな力が働き、大手のマスコミが取り上げなかったということなのでしょう。そしてジャニーズ事務所、ジャニー喜多川氏のことは、この国の暗黙の了解事項となったと...真顔

 

さて話は変わり、現在欧州に留学中で、プロのバレエダンサーを目指す我が息子ですが、2021年に神戸で開催された『第2回スリーピングビューティー全日本バレエコンクール in 関西』で光栄にもダンスール・ノーブル賞をいただいたことにより、”Artist”のカテゴリーで東京のバレエ関係、ダンス関係の方が多く所属されている芸能プロダクションに籍を置かせていただいていますバレエ

 

まぁそういう息子がおりますので、実は小さい頃からモデルにすれば?とか、芸能事務所に入れたら?とか、もちろん、ジャニーズ事務所に写真を送ってみたら?と言ってくださる方がたくさんおりました。ダンスの師匠の一人からは「バレエができるジャニーズなんていいんじゃない」と言っていただいたり、同じように国際結婚をしていて、ハーフの子どもを持つ友人からも「とりあえずモデル事務所に履歴書だけでも送っといたらどう?」なんて言われたり…鉛筆

 

でもね、私の記憶の中に刷り込まれているジャニーズ事務所の暗黙の了解事項...パックそんなことただの噂でしょ?そんなこと嘘でしょ?と思っているのなら別にいいと思いますけど、私は華やかな世界には必ず闇の部分があると思っている人間です。20代の頃、アパレル業界で働いていた時に(詳しくは言えませんが)芸能人の方のお仕事をしている会社で少しの間働いたことがあって、その時にほんの少しだけ見た芸能界は、私にとっては何だか化け物の世界のように感じたんですわ滝汗

 

自分が感じたその空気感と、ジャニーズ事務所のその件から、私は愛する自分の息子を芸能界に入れたいと思ったことは、正直一度もありませんブーでもそれは母親としての思いであって、我が子の思いは分かりませんから、息子と娘に言ったことがあるんです。

 

「ママは、あんな大変な世界にあなた達を入れようとは絶対思わんけど、もし自分で芸能界に入りたいと思うんやったら、しょーもない”ハーフタレント”なんかになったらアカン!役者、ミュージシャン、プロダンサーみたいに、ちゃんと高いレベルでプロフェッションを持たんとアカンで。だってEnglishには、”タレント”なんていう職業はないからな。それだけ言うとくわ上差し

 

To be continued…ハート