3月12日付世界のエアライン採用動向!
~その国の政治、経済、国際情勢を見るとわかる!~
エアラインの採用動向は、それぞれの国の情勢を見ると予測がつきます。
でも、
政治や経済はちょっと苦手
国際情勢って難しそう
そんな風に思っている人は意外と多いですよね
そんな方のために、わかりやすくで表現してみました。
動向だけを知りたい方は、最初の一覧を
根拠など詳しく知りたい方は、後ろの一覧を
ご興味のある方は、詳しい一覧を読んでくださいね。
見て頂く前にちょっとだけ注意事項があります。
なぜ日付が入っているか→国際情勢は日々刻々と変化しているからです
根拠は→政治と経済、航空事故、そして会社が発表した決算または
収益を加味してみました。
①動向だけの一覧
日本系各社
中国各社
香港
韓国各社
中東系各社
イタリア
イギリス各社
ドイツ
オランダ
北欧各社
シンガポール
マレーシア
アメリカ各社
②詳しい一覧
日本系各社
私たちの生活にはまだ実感がないアベノミクス効果。しかし要所要所に
その効果は出ています。なんと言っても、(今のところ)世界で一番早く
景気回復をした日本 円安のため燃料が高騰しても、東京オリンピックが
あるため、日本系各社の勢いは良いと思われます。ただし、LCCは除きます。
中国各社
経済そのものは好調だった中国。しかし、デフォルトリスクという経済危機に
直面しているため、この動向により中国経済が大きく傾くことを世界では
懸念しています。日中関係も冷え込んでいることから、中国各社の
日本人採用は今までのようにはいかない模様では?
香港
12日ロイターが発表した記事より、キャセイの2013年通期純利益は
前年の3倍となったそう。今後の採用動向に注目です。
韓国各社
日韓の冷え込みから、日本人観光客が激減した韓国。日本路線の減便も
目立つ状況。南北統一で韓国経済が飛躍的に伸びると言われていますが、
南北の統一はいつのことなのか、メドがついていないことから見通しは
上向きではない模様です。
中東系各社
今、中東は世界で一番潤っていると言っても過言ではないくらい上向き経済
です。カタールやエミレーツは、一年間に何回も採用を行っていますし、
エティハドも募集を発表しましたよね。今年も安泰と思われます。
イタリア
過去のイタリアに戻っている感があるほど、経済状況は悪化しています。
ここ数年のアリタリア-イタリア航空の採用状況を見てもわかるように、
不安定ですよね。今後の採用は欠員があった時に数名、という感じでは?
イギリス各社
まだまだヨーロッパは不況であるものの、その中では政治も経済も安定して
いる国。ただ、英国航空にしても、ヴァージンアトランティック航空にしても、
以前のように日本への広告費はかけていないことから、まだまだ苦しい状況が
うかがえます。ヴァージンアトランティック航空はVISAの関係で数年に一度
日本人CAの採用をしているものの、かつてのような斬新なサービス、新規路線が見えてこないことから、今後の採用は予測不可能。
近い将来、49%の株を保有しているデルタ航空と合弁会社を作り、
太平洋路線を強化すると発表されたものの、アメリカ経済が不透明なことから
まだ見えてこない模様です。
ドイツ
EUの中でも政治、経済ともに断トツ強いのがドイツ。人気のルフトハンザは
欠員があれば募集はいつでも行える懐事情だと思われます。航空会社は
それぞれの国の政治、経済により、大きく左右される業種なので、
外資系エアラインを選ぶ際に、その国の情勢を見ることも大事。そんな観点
から、ヨーロッパの中では私がお勧めするエアライン。
オランダ
やっと少しだけプラスに転じたオランダ。KLMオランダ航空は福岡路線を
開設したため、日本人CAは欠員が出た際には採用すると思われます。
ただし、この福岡路線、いつまで続くのかは不透明な状況。
直行便が開設されたことにより九州は大喜びでも、会社として採算が
合うのかどうかは未知数では?また、昔、エールフランスと合併したものの、
エールフランスはリストラ&リストラでやっと黒字が見えてきた状況の中、
今年中に明るいメドがたつとは思えないKLMの会社事情がうかがえます。
北欧各社
元々地味なお国柄だったためか、不況の影響は他国より受けていない模様。フィンエアーは定期的に採用をしていることから、今まで通り募集は行われる
模様です。
シンガポール
シンガポール航空はLCCに押され赤字に転落したという報道も耳にする
ものの、シンガポール経済は堅調。今年も去年同様採用が続くと思われます。
マレーシア
マレーシア航空の大赤字続きが報道された中、今回の大惨事。採用予定は
あるとマレーシア航空関係者複数から聞いたものの、今回の大惨事がどう
影響するのか未知数。日々動向を見守りたいところです。
アメリカ各社
アメリカ経済は上向き傾向にあり、エアライン各社も採用をし始めている
ことから、今年は期待できると思われます。羽田のドル箱時間帯に
乗り入れが実現すれば、日本ベースの採用も再開される可能性も期待できる
でしょう。