番外編かも。母とのお話です。

子供の頃、国語の教科書に「ヤドカリ探検隊」という話があって、ソーミンチャンプルーをつくる描写があった。

周りの友達の話を聞くと、ゴーヤチャンプルーやスパムおにぎりというモノもあるらしい。

勇気を出して母に「チャンプルーと、スパムを食べてみたい」と言った。
母からは「美味しくないから」と断られた。

月日が過ぎて大学生になって、初めて食べたゴーヤチャンプルーのソーミンチャンプルーとスパムおにぎりは衝撃の美味しさだった。
それから自分で作るようになった。

今回、宮古島旅行に母を招待して、母もスパムおにぎりと豆腐チャンプルーの虜になった。
私が沖縄料理が好きなのはなぜかと母に聞かれて、「ヤドカリ探検隊」を見てずっと興味があったことを改めて伝えたら、謝罪してくれました。

美味しいか美味しくないかは、血が繋がっていても異なるもの。
だから我が子が、私が苦手なものを食べてみたいと言われたら、たとえそれが虫でも、食べさせる体験をさせようと決めています。

そして歳を取りながら尖らずに丸くなってくれている母にホッとしました。